本書は,東京機関区をはじめとする電気機関車の運転の現場に生きた著者ならではの写真でつづる,たいへんユニークな写真集です.その収録写真の大部分は,激動期の国鉄をその内部の人間として生き生きととらえた,働く人たちと機関車の息づかいが伝わってくる作品で占められているのが特徴です.とくに部外者にはなじみのなかった労働争議の各シーンなども目を引き,国鉄末期の一断面を想い起させ,興味深いものがあります.
著者 | 滝口忠雄 |
発行 | えにし書房 |
仕様 | B5判横形 168ページ |
定価 | 本体2700円(+税) |
発売日 | 2014年10月 7日 |
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