愛知県の鉄道路線について，すでに廃止となったものを含めて見つめてみると，JR，国鉄の路線，名古屋鉄道をはじめとした私鉄や第三セクターの路線，そして，地下鉄路線や軌道線，新交通システム，トロリーバス，モノレール，ガイドウェイバスの路線というように，じつに多くの形態の鉄道が存在していたことが，本書からわかります．本書では，これらをとらえた写真を中心として，牧野和人さんによる解説が付されています．なつかしい車両の姿を見ることもできます．臨海鉄道や森林鉄道，遊園地などの中で営業している鉄道の路線も登場しています．日本国際博覧会「愛・地球博」の会場において期間限定で運行が行なわれた，電磁誘導式の自動運転システムも，一部が鉄道の路線になっていたそうです．

著者	牧野和人
発行	アルファベータブックス
仕様	B5判 128ページ
定価	本体2400円＋税
発売日	2017年7月25日
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鉄道ファン2017年11月号掲載｜ アルファベータブックスの記事一覧