本書は,阪急電鉄の宝塚線系統の各線と京都線系統の各線,そして能勢電鉄線について,それらの1950年代から1980年代までの光景を記録した写真を中心に掲載し,一冊にまとめたものです.比較的大きめの判型でつくられた本書のページをめくりますと,貴重な写真の数々が大きく掲載されていることに好印象を抱き,さらに,昭和初期のたいへん貴重なカットもあります.とくに,雲雀丘花屋敷駅が誕生する前に存在していた花屋敷駅から路線が延びていた日本のトロリーバスの元祖,日本無軌道電車の車両,地下線化を控えて仮駅として開業しながならもターミナル駅として立派に機能していた京都西院(現,西院)駅の頭端式ホームのようすを撮影した写真なども,大きく掲載されており,これらは目を皿のようにして見てしまいました.また,今となってはなつかしい車両もたくさん登場しています.
著者 | 生田 誠 |
発行 | アルファベータブックス |
仕様 | A4変形判 96ページ |
定価 | 本体1850円+税 |
発売日 | 2016年7月25日 |
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