書名に「街と駅の1世紀」と入っているアルファベータブックスによるシリーズ本は,これまでたびたびご紹介してきましたが,今回ご紹介する本書は,それよりも大きなサイズのもので,西武鉄道の全線,全駅について,往年の光景をとらえた貴重な写真を中心として構成されている一冊になっています.航空公園や練馬高野台など,比較的近年に開業した駅を除くと,各駅の1950~1960年代に撮影された写真が多く掲載されています.様子が現在とは大きく異なっていた当時の各駅が鮮やかによみがえることでしょう.今となってはなつかしい車両,機関車もたびたび登場します.とくに,西武鉄道線になじみの深い方は,一見の価値があります.
著者 | 矢嶋秀一 |
発行 | アルファベータブックス |
仕様 | A4変形判 96ページ |
定価 | 本体1850円+税 |
発売日 | 2015年12月31日 |
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