なにわ橋駅アートエリアB1で「鉄道芸術祭 vol.0」を開催

2010年9月27日掲載

京阪電気鉄道では，中之島線なにわ橋駅地下1階コンコースにあるアートスペース「アートエリアB1」において，2010（平成22）年10月16日（土）から12月25日（土）の間，新機軸イベント「鉄道芸術祭vol.0」を開催します．
　「鉄道芸術祭」とは，「コミュニケーション空間としての駅」の新たな可能性を提案することを目的とした施設「アートエリアB1」を舞台に，「鉄道」を軸にアート・文学・映像など，さまざまな要素を取り入れたプログラムにより構成するイベントで，来年度以降の実施を計画しています．「鉄道芸術祭vol.0」は，この「鉄道芸術祭」のキックオフイベントとして開催するもので，京阪電車開業100周年にちなみ，鉄道のなかでもとくに「京阪電車」をモチーフとしたプログラムを中心に構成されています．
　「鉄道芸術祭vol.0」のおもなプログラムは，京阪沿線の壮大な鳥瞰図や京阪車両の細密イラストなどの展示，京阪電鉄所蔵の記録映像の上映，さまざまなジャンルのトークイベント，そして走る電車の中で演劇，ダンス，大道芸，音楽などが一挙に楽しめるアート臨時列車「サーカストレイン」の運行などで，芸術の秋にふさわしい魅力的な企画が満載です．

開催期間	2010（平成22）年10月16日（土）～12月25日（土） ※月曜日休館（月曜日が祝日の場合は翌日） ※プログラムごとに開催時期が異なりますのでご注意ください．
会場	アートエリアB1（中之島線なにわ橋駅地下1階コンコース） ※一部プログラムを除く
■展示プログラム（常設／無料）
開催日時	2010（平成22）年10月16日（土）～12月25日（土）12時～19時月曜日休館（月曜日が祝日の場合は翌日）
おもな内容	■京阪電車にまつわるイラストなどの展示 ●展示物・吉田初三郎氏（鳥瞰図絵師）の描いた，京阪沿線図絵・片野正巳氏の描いた，京阪電車・車両の細密イラスト全車両約300点・京阪線各駅舎の昔の写真など ■京阪電車記録映像作品の上映 ●上映作品の一部・淀屋橋地下延長線工事の記録映像「鉄路と汗」（昭和38年）・鴨東線建設工事の記録映像「鴨涯を開く鴨東線建設工事記録」（平成2年ごろ）・高架複々線天満橋～野江間高架複々線化工事の記録（昭和46年）
■トーク／対話プログラム（※一部有料プログラムあり）　多彩なゲストや対話者をお招きしたトーク・対話プログラムを不定期に開催．10月16日（土）開催のオープニングトークを皮切りに，さまざまなジャンルの方に関心をもっていただけるようなゲストをお招きし，来年度以降の鉄道芸術祭の内容をにらんだ内容・テーマで展開します．
●オープニングトーク
開催日時	2010（平成22）年10月16日（土）15時～17時
テーマ	「吉田初三郎式鳥瞰図（パノラマ地図）の魅力」
ゲスト	矢内一磨（堺市博物館学芸員）
定員	50名程度（無料／当日先着順）
内容	大正から昭和にかけて鳥瞰図絵師として活躍した吉田初三郎氏，初の鉄道図絵は1913（大正2）年『京阪電車御案内』でした．近代都市の景観を独自の視点で描いた鳥瞰図（パノラマ地図）は，単なる観光案内書の役割を超え，貴重な文化資料として保存活用されています．そこで，現在，パノラマ地図の特別展を開催中の堺市博物館学芸員矢内一磨氏をゲストに迎え，初三郎式の画業とともに鳥瞰図の魅力について考察を深めます． ※以降のプログラムにつきましては，京阪電車各駅などに設置のパンフレット，アートエリアB1WEBサイトで順次告知していきます．
●サーカストレイン（※有料）
運転日	2010（平成22）年11月14日（日）
内容	走る電車のなかで演劇，ダンス，大道芸，音楽などが一挙に楽しめるアートな臨時列車．京阪電車の車両を貸しきって車内がサーカス小屋に．　総合アートディレクターとして，演劇界で目覚ましく活躍中のウォーリー木下氏を迎え，ダンスだけでなく音楽や演劇などジャンルにとらわれない表現を取り入れた，ストーリー性のある内容でお届けします．また11月初旬にはアートエリアB1にて公開リハーサルや創作過程にまつわるトークイベントを実施します．
運転区間	中之島（14：07発）→三条（15：35着）※往路のみ
受付場所	京阪電車中之島駅 ※改札外での受付となりますので，各駅から中之島駅までの運賃は別途必要です．
料金	一般2000円／子ども（小学生以下）500円
募集人員	500名（応募多数の場合は抽選）
定員	180名（事前申込制）
申込方法	10月10日（日）から，NPO法人ダンスボックスで受付を開始します．電話またはメールでお申込みご応募ください．
申込み・問合せ先	NPO法人ダンスボックス電話：078-646-7044 メール：info＠db-dancebox.org
ご案内	京阪電気鉄道WEBサイト