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明治村開村45周年記念「御料車特別公開」

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2010年9月10日掲載

博物館明治村では,2010(平成22)年9月18日(土)から10月17日(日)まで御料車を特別公開します.
 「御料車」とは天皇,皇后,皇太子のための特別な車両であり,現在明治村には「昭憲皇太后御料車」と「明治天皇御料車」の2両を村内の鉄道局新橋工場にて保存展示しています.
 今回,明治天皇御料車が建造100周年,明治村が開村45周年を迎えることを記念し,非公開の御料車2両の内部を特別に公開します.日本の伝統的な工芸技術の粋を集めた華麗な内装をご覧いただけます.
 また,同期間中に特別展「郵便と鉄道」や「明治の鉄道グルメ」も同時開催します.

■特別企画「明治の鉄道」御料車特別公開
 (5号車女官室〜6号車侍従室を横断)
開催期間 2010(平成22)年9月18日(土)〜10月17日(日)
会場 明治村村内鉄道局新橋工場内
時間 10時〜12時,13時〜15時
展示車両 ●昭憲皇太后御料車(5号車)
 1902(明治35)年製造.最初の皇后用御料車として製作された車両.全長約16m,総重量22tの木製ボギー車.車内には帝室技芸員の橋本雅邦・川端玉章が措いた天井画や,昭憲皇太后のご実家一条家の家紋をあしらった布が椅子や腰張りに使用されているなど,華麗な内装がなされている.
●明治天皇御料車(6号車)
 1910(明治43)年製造.明治時代に製造された6両の御料車のうち最後の御料車.全長約20m,総重量33.5tの木製3軸ボギー車.この車両は歴代の御料車の中で最も豪華な車両といわれ,車内天井に張られた蜀江錦(しょっこうきん),御座所内の金糸の刺繍や七宝装飾,螺鈿(らでん)装飾,木画といわれる木象蕨(もくぞうがん)など日本の伝統的なエ芸芸術の粋を集めたものといえる.
■特別展「郵便と鉄道」
 新橋—横浜間に日本初の鉄道が開業した10月14日(木)鉄道記念日にあわせ,2009年に創建100年を迎えた宇治山田郵便局舎と三重県庁舎を展示会場として,明治期に飛躍的に進展した日本の交通・通信史の一端を紹介します.
開催期間 2010(平成22)年9月18日(土)〜10月17日(日)
会場 鉄道切手など展示—宇治山田郵便局舎
車両模型など実物展示—三重県庁舎
内容 ●宇治山田便局舎会場
・郵便切手に描かれた鉄道
・郵便輸送と宇治山田郵便局
・鉄道と郵便に関する写真スライドショー
●三重県庁舎会場
・鉄道郵便車とは
・鉄道郵便車による郵便物の受け渡し
・鉄道郵便車で使用された備品
・現存する鉄道郵便車
■明治の鉄道グルメ(明治村食堂2階)
 明治の食堂車で提供されていたメニューや当時の駅弁など,明治の鉄道グルメを紹介.
●ビーフステーキ(2200円)
 明治期の食堂車定番メニュー
●カツレツチキンとボイロ(ボイルド)エッグ(1000円)
 山陽鉄道の食堂車メニュー
●カツレツビーフとハムサラド(サラダ)(1600円)
 山陰鉄道の食堂車メニュー
●姫路驛幕の内御辨當(945円)
 1889(明治22)年に発売の日本初の幕の内弁当を再現
●名古屋驛折詰御辨當(1100円)
 1905(明治38)年発行の雑誌「食道楽」で紹介の弁当を再現
■博物館明治村について
入村料金 大人(18歳以上)1600円/シニア(65歳以上)1200円/高校生1000円/小・中学生600円
開館時間 9時30分〜17時(入館は16時30分まで)
休館日 期間中は毎日開村しています.
交通 名鉄犬山駅からバスで20分
ご案内 博物館明治村WEBサイト