鉄道ファン2025年1月号(通巻765号)
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小樽市総合博物館 ギャラリートークのお知らせ

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2010年7月16日掲載

小樽市総合博物館には50両におよぶ鉄道車両が保存されています.しかし,蒸気機関車「しづか」号や「アイアンホース」号など,一部の人気車両を除くと,ほとんどの車両についてはあまり詳しく知られていません.また,構内には車両以外にもさまざまな鉄道施設などの常設展示があります.そこで,博物館の基本資料とも言えるこれら常設展示に着目し,月に1回,なるべく普段はあまり目立たない車両や資料にスポットを当てて,解説を行ないます.

■7月 物資別適合貨車
 卵形の断面にクリーム色の大きな車体が特徴的なこの貨車は,輸入小麦やトウモコロシなど,穀物を直接積み込む「農産物バラ積み輸送」専用の車両です.1966(昭和41)年に国鉄の「物資別適合輸送」方針に基づいて開発され,以来,製粉業界などの輸送コスト削減に大きく貢献してきました.
 「物資別適合貨車」であるホキ2200形をつぶさに観察しながら,鉄道による農産物バラ積み輸送の歴史について解説します.
日時 2010(平成22)年7月31日(土)11時〜12時
場所 小樽市総合博物館屋外展示貨車ホキ2200形の前で開催
(雨天時は屋内集合)
講師 持田誠(北海道鉄道文化保存会)
申込み 不要
料金 入館料のみ必要
■8月 郵便荷物合造車
 小樽市総合博物館には,郵便車の機能と荷物車の機能を併せ持った「郵便荷物合造車」が2両保存されています.スユニ50形客車とキハユニ25形気動車で,キハユニ25形はさらに普通客室もついた3つの機能を持つ車両です.
 郵便の歴史は明治以来,国鉄の分割民営化直前まで,鉄道とともに発達してきました.車内を観察しながら,鉄道郵便・荷物輸送の歩みを振り返ります.
日時 2010(平成22)年8月21日(土)11時〜12時
場所 小樽市総合博物館屋外展示客車スユニ50形の前で開催
講師 持田誠(北海道鉄道文化保存会)
申込み 不要
料金 入館料のみ必要
■小樽市総合博物館について
所在地 本館(小樽市手宮1-3-6)
運河館(小樽市色内2-1-20)
交通 ●本館
 小樽駅前のバスターミナル3番のりばから,高島3丁目経由小樽水族館行き(系統番号10番)に乗車. 「総合博物館」で下車.所要時間約10分.
●運河館
 小樽駅下車,小樽運河方向へ徒歩約10分
※さらに詳しい情報は,小樽市総合博物館のページをご覧ください.
入館料 中学生以下無料
●本館:一般400円(冬期300円),高校生・市内在住の70歳以上の方200円(冬期150円)
●運河館:一般300円,高校生・市内在住の70歳以上の方150円
●共通入館料:一般500円,高校生・市内在住の70歳以上の方250円
ご案内 小樽市総合博物館WEBサイト