電車とバスの博物館に設置されている「8090系電車シミュレータ」がこのたびリニューアルされました.
このシミュレータは1982(昭和57)年4月に,東急創立60周年記念事業として,当時高津駅に開館した「電車とバスの博物館」における目玉コーナーとして製作されたものです.今回は,8090系シミュレータの老朽化にともなう改修を行ない,映像のハイビジョン化と音響機器の増設,そのほか最新の信号システムであるCS-ATCが新たにシミュレートして再現されました.
なお,これによる8090系の車体本体における大規模な改造(運転台取替えなど)は行なわれていません.
運転画面には運転席から約2mの位置に広がる,16:9ワイド画面による142インチの大画面スクリーンを採用し,さらに臨場感を増しています.音響も従来の2台から5台へスピーカを増設し,できるだけ実際の位置から発生するよう工夫されています.
運転区間は田園都市線(中央林間—二子玉川間 22.1km)となっています.
■電車とバスの博物館 | |
交通 | 田園都市線 宮崎台駅下車すぐ ※駐車場はありませんので,電車でお越しください. |
入館料 | 大人(高校生以上)100円 小・中学生50円 6歳未満無料 |
■シミュレータ概要 | |
運転区間 | 田園都市線 中央林間→二子玉川間(22.1km) |
モード | 通常使用する「通常運転」とイベントなどで使用する「イベント運転」の2種類 |
おもな取扱機器 | 運転士:ワンハンドルマスコン・警笛ペダル 係員操作用:電鈴ブザ・デッドマン装置無効化スイッチ |
おもな可動機器 | 速度計・圧力計・電流計・電圧計・運転士知らせ灯・回生表示灯・EB表示灯・BC表示灯・走行表示灯 |
ご案内 |
音楽館 電車とバスの博物館(東急電鉄) |