鉄道ファン2025年5月号(通巻769号)
『鉄道ファン』2025年5月号
2025年3月21日発売
定価1300円(税込)

羽島市歴史民俗資料館 企画展「竹鼻線沿線の移り変わり展」

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2008年9月2日掲載
羽島市歴史民俗資料館 企画展「竹鼻線沿線の移り変わり展」

羽島市歴史民俗資料館では,平成20年度第2回企画展として,「竹鼻線沿線の移り変わり展」を開催しています.
 現在の名鉄竹鼻線を新設,開業した竹鼻鉄道株式会社は,竹ヶ鼻町の有力者であった小見山儀太郎氏,坂倉又吉氏ほか多数の有志により1919(大正8)年に創立されました.
 竹鼻線は,河川を行き交う船がおもな交通手段だった時代に地元民の熱意によって生まれた鉄道であり,竹鼻線が主に羽島市内を縦断したことにより,駅周辺は人家や商店が増加し,工場なども建設されていき,市内の産業を発展させる大きな原動力となっており,現在でも通勤・通学・レジャーなどの市民の大切な交通機関としての役割を担っています.
 その後,自動車の普及と,道路網の整備が大幅に進んでいき,とくに利用客の減少が著しかった江吉良—大須間が2001(平成13)年9月,多くの市民に惜しまれながら70年余りの幕を閉じ廃線となりました.
 この廃線を機に変わりゆく風景を記録に残しておこうと写真を撮り始められた岩田幸三氏には今回の企画展で,膨大な数の写真を提供していただきました.
 竹鼻鉄道時代から勤務されていた小池信一氏からは,竹鼻鉄道時代の貴重な資料などを多数寄贈していただき,ほかにも名古屋鉄道からは,江吉良—大須間が廃線となった時に寄贈していただいた資料のほかに,2008(平成20)年6月28日に営業終了となったばかりの旧柳津駅の駅名標などをお借りでき,ほかにも多数の方々に多大なるご協力をいただき貴重な資料を展示することができました.

開催日時 2008(平成20)年7月12日(土)〜9月28日(日)
9時〜17時(入館は16時30分まで)
会場 羽島市歴史民俗資料館 企画展示室
会場への交通 名鉄竹鼻線 羽島市役所前駅下車,徒歩で数分
さらに詳しいアクセス方法は羽島市歴史民俗資料館のページをご覧ください.
入館料 大人(高校生以上)300円
※中学生以下無料
休館日 毎週月曜日(ただし第3日曜日の翌日月曜日は開館)
祝日の翌日
第3日曜日
おもな展示内容 ○年表「名鉄竹鼻線・羽島線の歴史」
○竹鼻線路線図「笠松駅〜南宿駅」「門間駅〜大須駅」
○写真展示
○竹鼻鉄道関係資料
○名古屋鉄道関係資料
○記念きっぷ
展示資料総点数 853点
ご案内 羽島市歴史民俗資料館WEBサイト