川崎図書館の＜ビジネス支援トーク＞とは，図書館が展開するビジネス支援サービスの一環として，ビジネスの現場の生きた多様・多彩な情報をトークイベントの形で，ビジネスパーソンに提供させていただこうと企画しているものです．神奈川県や京浜臨海部などのビジネスシーンで活躍，話題になっている方をお招きし，著書などの成果に基づいたお話をしていただきます．
　今回の「著者が語る…満員電車がなくなる日」は，その第一弾です．阿部等さんは，交通問題の解決をめざして，（株）ライトレールという会社を2005（平成17）年に設立，交通や鉄道に関わるコンサルティング・研究開発に取り組んでおられます．トークでは，交通問題をビジネスとして認識して起業した経緯や会社経営の志などについてもあわせてお話していただきます．
他人と体を押し付け合い，へとへとになって満員の通勤電車に揺られる毎日にうんざりしながらも，いつしかあきらめてしまっている人は少なくないと思います．2月に発行された「満員電車がなくなる日」（角川SSC新書）は日常的な大きな問題ともいえる「満員電車」について，さまざまな角度から検証し，その解決に向けた方策を提案している興味深い本です．今回は，この本の著者・阿部等さんにおいでいただいて，「満員電車」を解消するための画期的な提案を著者自身から熱く語っていただきます．