京王電鉄では,5000系車両を使用した同社初となる有料の座席指定列車について,愛称を“京王ライナー”に決定するとともに,2018(平成30)年2月22日(木)から運転を開始すると発表した.
“京王ライナー”は,夜間時間帯に京王八王子行き(1・5・9・13・17号)と橋本行き(3・7・11・15・19号)を運転.新宿駅出発後の停車駅は,京王八王子行きが府中,分倍河原,聖蹟桜ヶ丘,高幡不動,橋本行きが京王永山,京王多摩センター,南大沢となる.運転時間帯は,平日が20時から0時台,土休日が17時から21時台で,橋本行き・京王八王子行きを1時間に各1本ずつ,1日あたり合計10本運転する.
5000系は,“京王ライナー”においてはクロスシート状態での運転で,車内照明は暖色となる.乗客は,全席分用意された電源コンセントや,無料公衆無線LANを使用することができる.新宿駅では,各車両両端の2ヵ所の扉が開き,発車前にはオリジナルの車内BGMが放送される.
座席は全席指定制で,座席指定券の料金は一律400円とし,最初の停車駅以降に乗車する利用者は,座席指定料金不要で乗車可能.座席指定券は専用WEBサイト「京王チケットレスサービス」,または,新宿駅に設置の専用券売機で乗車日当日に購入できる.さらに,京王パスポートカードクレジットの会員は,「京王チケットレスサービス」で前日予約や,京王グループ共通ポイントでの支払いなどの特典もある.
写真上:京王電鉄5000系 編集部撮影 若葉台検車区にて 2017-7-19(取材協力:京王電鉄)
写真下:“京王ライナー”のロゴ(京王電鉄のニュースリリースから)