2017(平成29)年2月1日(水)の夕方,近鉄大阪線五位堂検修車庫の出場線に,大阪線高安検車区所属の22600系AT51編成と,新塗装になった山田線明星検車区所属の同系AT58編成が連結して「試運転」表示で待機していました.翌2日(木)朝確認したところ,同編成は五位堂検修車庫の入場線に留置されていました.
この22600系AT58編成のク22958ですが,本来の台車「KD314B」ではなく,新日鐵住金のPQモニタリング台車「SS183」に履き替えられており,妻面寄りの1軸だけ,黄色い車輪となっていました.この台車の走行試験が深夜に行なわれたものと思われます.なお,PQモニタリング台車は,交通安全環境研究所,東京地下鉄,住友金属工業,住友金属テクノロジーが共同開発したもので,営業運転しながら垂直方向と水平方向にかかる力を測定できるものであり,すでに東京メトロの一部車両に装着されています.
写真:五位堂検修車庫にて(公道から撮影) 2017-2-2
投稿:鈴木 央文