JR東日本は,山形新幹線E3系のエクステリアデザインを変更すると発表した.
デザインは,世界的な工業デザイナーでKEN OKUYAMA DESIGN代表,山形県出身の奥山清行氏によるもの.
先頭部を取り巻く印象的なラインとその深い紫色は,鳥類で最も美しいと言われる紫色の飾り羽根をもつ山形の県鳥「おしどり」をモチーフとし,帯には県花である「紅花」の生花の鮮やかな黄色を基調に,染料に加工されるにつれ赤色へ変化していく「紅花」の色の移ろいを先頭部に向けてのグラデーションで表す.蔵王の雪の白をバックに,これらの色と形を通して山形の彩り豊かな自然の恵みと新幹線の持つ躍動感を表現している.
シンボルマークは山形の美しい四季をあらわす4つのデザインを順番に配す.東京寄りの片面には春を表す「桜」と「ふきのとう」を,もう片面に夏を表す「紅花」と「サクランボ」,そして山形寄りの片面には秋を表す「稲穂」と「りんご」,もう片面に冬を表す「蔵王の樹氷」を並べる.
エクステリアデザインを変更した編成は,2014(平成26)年4月下旬ごろに登場予定で,塗替えを順次行ない,2016(平成28)年度末を目途に全編成の塗替えが完了する予定.
写真:山形新幹線E3系の新エクステリアデザインイメージ(JR東日本のニュースリリースから)