しなの鉄道は,導入を予定している観光列車「ろくもん」のデザインを発表した.
「ろくもん」は現有115系3両編成を改造し,沿線地域を代表する戦国武将真田氏をテーマとし,「ろくもん(ROKUMON)」は,真田氏の「六文銭(六連銭)」から命名されている.デザインは水戸岡鋭治氏が担当,外観は,真田幸村の赤備えをイメージした濃い赤を基本色とし,その中に真田氏の家紋である「六連銭」,「結び雁金」,「洲浜」をゴールドで配色する.車内は,車両の床,腰掛,テーブルなどに長野県産材を使用し,ゆったりと楽しく過ごせる空間を創出する.座席数は,3両で計72席になる.1号車は,ファミリーやグループ向けの車両とし,中央に子供の遊び場(木のプール)が設置される.2号車は,沿線地域の景観を楽しみながら食事ができるカウンター席とソファ席,さまざまな交流や情報提供が可能となるサロンスペース,最低限の食事サービスを提供できるキッチンが設置される.3号車は2人組の乗客が,個室的な空間の中で,食事を楽しむことができる車両となる.
写真:観光列車「ろくもん」の外観デザイン(しなの鉄道WEBサイトから)