箱根登山鉄道,3000形を導入

箱根登山鉄道3000形を導入

箱根登山鉄道は,新形車両3000形を導入すると発表した.
 3000形のデザインコンセプトは「伝統と現代性を併せ持ち,箱根の風景に溶け込むデザイン」.とくに,車両前面には大形ガラス,側面には上下に大きく広がる展望窓を採用しており,箱根の雄大な自然が乗車しながら間近に体感できる.また,外観の色彩は,従来から登山電車のイメージカラーでもあり,箱根の四季の景観の移ろいにも呼応する深い緋色や茜色をベースとした「バーミリオンはこね(Vermillion Hakone)」を基本色に,登山電車としての力強さを表現するシルバーを前面と側面に配している.
 室内は,箱根旅行の楽しさを演出する空間となる.車窓から取り込んだ豊かな自然の風景をより効果的に見せるよう,腰壁に木目調の化粧板を使用するほか,座席窓台,ひじ掛けやテーブルなどには強化木を採用.座席シート材や床には赤を基調とした暖色系をメインに配色するなど,車内全体に落ち着いたやさしい雰囲気を醸成する.
 箱根登山電車初となるVVVFインバータ制御の採用による使用電力の削減に加え,室内照明・前照灯などの照明にLEDを採用し,オイルフリー形の電動空気圧縮機も搭載するなど,環境対策への取り組みも進めるとしている.
 3000形は2両(両運転台車2両)が導入され,2014(平成26)年4月に竣工,同年11月から営業運転を開始する予定.

画像:箱根登山鉄道3000形のイメージパース(上:外観,下左:展望窓,下右:強羅方先頭部分.3枚とも箱根登山鉄道ニュースリリースから)

関連情報

『鉄道ファン』2014年11月号新車ガイド

『鉄道ファン』2014年11月号「新車ガイド」では,平成26年11月1日から営業運転が始まる箱根登山鉄道の3000形を紹介します.すでに2014年7月号では,報道公開時の写真を中心に速報している同車ですが,今回は公式記事のほか,車両形式図と床下機器配置図を掲載しています.「小さな車両」に満載された数々の新機軸に注目です.

原稿募集中

鉄道ニュースの投稿は,「POST/鉄道ニュース投稿フォーム」からどうぞ.投稿にあたっては,画像に関する注意事項を必ずお読みください.
 鉄道ニュースについてはこちらもご覧ください.

前の記事:りんかい線内でE233系7000番台が試運転
次の記事:キハ65 36+キハ58 569が小倉総合車両センターへ