写真:JR西日本227系0番代「Red Wing」 編集部撮影 近畿車輛本社にて 2014-9-26(取材協力:JR西日本・近畿車輛)
JR西日本は,「中国エリアの近郊形電車のブランディング」と「広島駅新駅ビル 中央アトリウム空間」が「2026年度グッドデザイン賞」を受賞したと発表した.
写真:JR西日本227系500番代「Urara」 編集部撮影 近畿車輛にて 2023-2-2(取材協力:JR西日本・近畿車輛)
「中国エリアの近郊形電車のブランディング」は,広島・岡山・山口エリアの近郊形電車(113系・115系など)を227系に更新するにあたり,社員・デザイナー・地域と共創して展開したプロジェクトである.
広島では「for 広島, by 広島」を掲げた「Red Wing」,岡山では一般公募により「豊穏の彩」を表す「Urara」,山口では新たな変化の始まりを願う「Kizashi」と命名し,それぞれ地域性を反映させた.JR西日本らしいデザインを継承しつつ塗り分けを統一することで,3シリーズの独自性とファミリー感の両立を図っている.
写真:JR西日本227系500番代「Kizashi」 編集部撮影 近畿車輛にて 2026-2-19(取材協力:JR西日本・近畿車輛)
「広島,岡山,山口それぞれの地域性やアイデンティティを,鉄道車両のブランディングを通して可視化した試み」として,新型車両にデザインの力を加え,広範囲に走るメディアとしての鉄道の強みを生かして地域への愛着と誇りを生み出した点や,公募・ワークショップを通じて地域の利用者を巻き込み共通資産へと育てた点,さらに社員向けブランドマニュアルを整備し運行に携わる人々まで巻き込んだ持続的な取組であることなども優れている点であるとされた.
▲広島駅新駅ビル 中央アトリウム空間
「広島駅新駅ビル 中央アトリウム空間【エキ×デンスクエア】」は,JR西日本,広島市,広島電鉄の三者共創により整備された空間で,路面電車が駅ビルの2階に直接乗り入れる,世界でも類を見ない構造が特徴となっている.「水の都ひろしま」を表現し,商業施設「ミナモア」と一体となって賑わいのある広場を演出している.
コンコースから広島の街に向かって大きく開かれた2階アトリウム空間による円滑な乗り換え動線や,行き交う人々を眺められる開放的な空間,関係者が多岐にわたり縦割りになりやすい都市交通結節点において,その障壁を越えて一体的な空間を実現させた点,多大な努力と調整を通じて来訪者が独自の「広島」を体感できる優れた空間を創出した点が高く評価された.
一部画像は,JR西日本ニュースリリース













