写真:東京地下鉄16000系 編集部撮影 綾瀬車両基地にて 2010-8-31(取材協力:東京地下鉄)
東京地下鉄(東京メトロ)とシャープ,レスターの3社は,2026(令和8)年9月9日(水)から千代田線の北千住駅において,駅構内の混雑平準化を目的とした実証実験を開始する.
千代田線の北千住駅では2024(令和6)年12月から,駅コンコースのディスプレイを活用し,「列車混雑計測システム」によって算出された号車ごとのリアルタイム混雑状況を提供している.
今回の実証ではこれまでのディスプレイ表示に加え,シャープのプロジェクション技術「Omject」を活用し,駅コンコースの床面に直接案内情報を投影する.到着する列車の混雑状況に応じて,比較的一般的に空いている号車方向への移動を視覚的に促すことで,混雑平準化の効果や投影タイミングを変えた際の効果を検証する.

▲実証概要
実験ではまず,床面投影を行なわない状況下で,駅コンコースの分岐点に設置されたカメラで人の流れを分析する.画像解析を活用した人数カウントにより、それぞれの方向にどの程度の人が進んでいるかを定量的に測定し、実証前の現状を把握する.
その上で比較的空いている号車方向への移動を促す映像を床面に投影し,利用者の行動の変化を検証する.実証期間は,事前調査期間を含めて数ヵ月間を予定している.
各社の役割として,東京メトロは運行状況や混雑状況を踏まえた理想的な案内導線の検討,「列車混雑計測システム」によるリアルタイム混雑率データの取得・提供,人流制御システムとの連携機能の開発,実証場所の提供を担う.
シャープは「Omject」を活用した人流制御システムの構築と表示コンテンツの作成を担当し,レスターは「列車混雑計測システム」などに用いる機器の提供を行なう.
3社では本実証を通じて,混雑状況をよりわかりやすく伝える手法を検証し,利用者がより快適に地下鉄を利用できる環境づくりに取り組むとしている.
一部画像は東京メトロ提供













