▲リニューアル後のエクステリアイメージ
西武鉄道と日立製作所は,西武鉄道の20000系の大規模なリニューアルを実施し,2028(令和10)年から順次運行を開始すると発表した.
写真:登場時の西武鉄道20000系 編集部撮影 小手指車両管理所にて 1999-10-25(取材協力:西武鉄道)
20000系は「環境と人にやさしい」をテーマに開発され,2000(平成12)年2月にデビューした.アルミ合金製車体による軽量化や省エネルギー化に加え,西武鉄道の通勤車両として初めてワンハンドルマスコンやLED式行先表示器を採用するなど,長年にわたり主力車両として運用されてきた.
今回のリニューアルは,製造元である日立製作所鉄道ビジネスユニットの笠戸事業所(山口県下松市)へ車両を輸送して行なわれる.笠戸事業所に改造専用の設備を新たに用意し,製造時の知見を活かした徹底的な品質管理を行なうことで,確実な工期対応とさらなる品質の向上の両立を図る.
インテリアやエクステリアは,導入当初のコンセプトである「シンプル&クリーン」を継承しつつ,時代に合わせたアップデートを実施する.
▲床は木目調・座席は濃いブルー
インテリアは,床面に木目調を採用し,座席モケットに西武鉄道らしい空間を目指して濃いブルーを導入するほか,袖仕切りの大形化や全車両へのフリースペース設置など,多様な利用者のニーズに対応する.荷棚など現在も有効活用できる部品はそのまま残し,サステナビリティにも配慮する.
エクステリアは,車両正面の波板部をシルバーに変更するほか,側面にはストライプと西武鉄道のコーポレートカラーを基調としたデザインを施す.
▲全車両に設置するフリースペース(左)と優先席(右)
車体デザインの刷新に加え,静止形インバータ(SIV)装置,空調装置,モニタ装置などの主要機器のほか,放送装置や非常通報装置などの補助機器についても大規模な更新を行なうことで,安全性・信頼性の向上と車両のライフサイクル価値の最大化を図る.
リニューアルの対象は計144両(10両編成×8本・8両編成×8本)で,2028(令和10)年から順次運行を開始する予定.
一部画像は西武鉄道提供













