写真:豊橋鉄道1800系 能登暁規撮影 三河田原にて 2013-3-9
豊橋鉄道は,国土交通省中部運輸局に対し,鉄道事業である渥美線と軌道事業である東田本線の旅客運賃の上限変更認可申請を行なったと発表した.運賃改定の実施予定時期は2027(令和9)年5月としている.
豊橋鉄道では,少子高齢化や人口減少にともなう社会構造の変化に加え,安全運行に不可欠な諸設備の老朽化や原材料費の高騰が進む中,維持管理費の増加は企業努力だけでは吸収しきれない深刻な状況となっている.同社は,今後も地域に密着した公共交通としての使命を果たし,安定的な経営を継続するため今回の申請に踏み切った.
改定される運賃の平均改定率は,渥美線が11.4%(定期外11.2%,通勤定期11.7%,通学定期11.7%),東田本線(市内線)が15.0%(定期外15.1%,通勤定期15.0%,通学定期15.0%)となっている.
普通運賃については,渥美線が区間により現行の170円から550円の範囲から,申請により190円から580円に変更され,東田本線は現行の200円から一律230円に改定される.
写真:豊橋鉄道T1000形「ほっトラム」 編集部撮影 赤岩口車庫にて 2008-11-27(取材協力:豊橋鉄道)
さらに利用者サービスの向上として,通学定期券の割引率の見直す.通学定期乗車券は渥美線・東田本線(市内線)とも従来、3ヵ月定期券は1ヵ月定期運賃の3倍に対し5%引き、6ヵ月定期券については1ヵ月定期運賃の6倍に対し10%引きとしていたが、通学定期の6ヵ月定期券において12%引きへと拡大する.
今後は,軌道や路盤,電路,車両などの計画的な更新・修繕,老朽化が進む渥美線1800形などの機器更新・改修といった輸送の安全性確保と向上への投資を進める.
あわせて,ICカード対応改札機などの駅務機器を順次更新し,渥美線では2027(令和9)年度に新たにIC専用改札機を導入してスムーズな乗降環境を整備するほか,係員を確保するための待遇や職場環境の改善にも取り組むとしている.
詳しくは豊橋鉄道ニュースリリースに掲載されている.
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