鉄道ファン2026年9月号(通巻785号)
『鉄道ファン』2026年9月号
2026年7月21日発売
特別定価1400円(税込)

JR西日本,山陽新幹線N700系6000番代のエクステリアデザインを変更

JR西日本,山陽新幹線N700系6000番代のエクステリアデザインを変更

▲N700系6000番代の新エクステリアデザイン

JR西日本は,山陽新幹線“こだま”として運行しているN700系6000番代のエクステリアデザインを一新すると発表した.

 今回のデザイン変更は,16両編成のN700系を8両編成に短編成化改造して導入されたN700系6000番代において,利用客により一層の愛着を持ってもらうとともに,沿線の地域共生・活性化に貢献することを目指して実施するもの.
 JR西日本の車両エクステリアデザインとして初となる産学連携の取組として,国立大学法人京都工芸繊維大学製品デザイン計画研究室との共創により実現した.同研究室の学生らは基本コンセプト策定から具体化,車体やロゴマークのデザイン検討,デザイン決定に至るまで共同研究を実施し,沿線の文化や伝統,自然などを学ぶとともに,車両所で実際の車両を確認するなど調整を重ねた.

JR西日本,山陽新幹線N700系6000番代のエクステリアデザインを変更

▲車体ライン

 新デザインのコンセプトは「YURARI 〜気ままに移ろいを味わう〜」とし,“こだま”ならではの各駅停車によるゆったりとした旅に着目し,瀬戸内海の波や水面のきらめきをデザインモチーフに取り入れている.
 車体色は瀬戸内海をイメージした「山陽ブルー」を採用し,陽光によってエメラルドグリーンにも見える風合いを持たせることで凪いだ海の穏やかなイメージを反映させている.
 側面窓下に入るラインは,起伏のあるドット形状とラインのグラデーションによる車体ラインを採用することで,ゆったりとした景色や時間の移ろいが表現している.ドットパターンの間に形成される波の形状(画像の赤色点線部)は,走行時はラインが際立ち,停車時は波模様が認識できるように意図されており,旅の中での偶然の出会いのように乗客が発見を楽しめる仕掛けとなっている.

JR西日本,山陽新幹線N700系6000番代のエクステリアデザインを変更

▲ロゴマーク

 ロゴマークについても,「ゆらり」と「移ろい」をゆったりとした波の表現に落とし込み,ドットの形状を模した起伏のある形や3本の波の形,色の変化でゆったりとした波,移り変わりを表現するとともに,沿線の府県モチーフを配置したデザインとしている.
 新エクステリアデザイン車両は,2026(令和8)年冬ごろの運行開始を予定している.

画像はすべてJR西日本ニュースリリースから

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