▲将来的なきっぷ購入チャネルイメージ
JR東日本は,グループ経営ビジョン「勇翔2034」に掲げる駅サービス高度化の一環として,生成AIを活用した新たなきっぷ購入チャネル「みどりの窓口 AI対応サービス(仮称)」の実証実験を2026(令和8)年7月から開始すると発表した.
「みどりの窓口 AI対応サービス(仮称)」は,鉄道事業特有のルールや多様なきっぷ制度を踏まえ,利用者の要望確認から発券対応までを一体的に支援するシステム.
初期段階として,みどりの窓口で駅係員が担っている利用区間,日時,人数,割引の有無といった要望の整理・確認業務を生成AIが補完・支援する実証実験を行なう.多言語での対話や案内を通じて,年齢や窓口の利用経験を問わず利用できる環境の実現を目指すとしている.
▲実証実験における利用フローイメージ
実証実験は立川駅と大宮駅のみどりの窓口に,それぞれ2台程度の実証機を設置して行なわれる.実験期間は立川駅が7月20日(月)から22日(水)まで,大宮駅が7月23日(木)から25日(土)までを予定している.
利用者は特設ブースで対話形生成AIと会話し,AIが整理した内容が事前に有人窓口へ送信され,窓口の係員がそのデータをもとにきっぷを発売する.駅の実環境における音声聞き取り精度や安定性,利用者の利用しやすさを含む顧客体験の評価がおもな項目となる.このシステム開発には日本電気(NEC)やGen-AXがパートナーとして参加し,ソフトバンクが開発を支援している.
将来的には生成AIを搭載した機器により,要望の確認から発券までの一体的対応を実現し,駅係員は人による判断やサポートが必要な案内・発売対応などに注力する.
▲近距離乗車券の利用方法の比較イメージ
近距離乗車券については,2027(令和9)年春から磁気乗車券からQR乗車券に置き換え,磁気乗車券を廃止する.これにより,自動改札機への投入方式から,改札の読取り部へかざす方式へと変更する.
QR乗車券のサイズは,コードのかざしやすさを考慮して現行の小形券(30×57.5mm)から大形券(57.5×85mm)へと変更される.きっぷ裏面の磁気層をなくすことで,使用後のリサイクル処理における環境負荷が軽減される.
画像はすべてJR東日本ニュースリリースから ※画像はすべてイメージです.












