▲エクステリアデザイン 1号車イメージ
JR東日本は,夜行運転に対応する新たな特急列車の名称を「ルナ・アズール(Luna Azul)」に決定したと発表した.
▲エクステリアデザイン 3号車(左)・5号車(右)イメージ
列車名称の「ルナ・アズール」はスペイン語で「青い月」を意味し,車両コンセプトである「青色」「上質さ」「包み込まれるような心地よさ」「日常を離れた体験」を表現している.
車体ロゴは,10両編成の外装に配されたブルーモーメントを再構成し,列車を包む10本の光線が形作る青い月を表現している(商標登録出願中).同社は,寝台列車への想いを引き継いだ新たな夜行列車により,国内外の乗客への利用拡大を目指す.
▲ロゴイメージ
運行ルートは季節に応じて2ルートを設定する.春季から秋季にかけては,夜行運行で品川から上越線・羽越本線を経由して青森へ向かう.停車駅は品川,東京,上野,大宮,高崎(下りのみ停車),秋田,弘前,新青森,青森となる.10両編成(乗車定員125名)で週に2往復を運行し,所要時間は12.5時間から15時間程度を見込んでいる.
発着時間は,下り列車が品川21:00ごろ発→青森翌9:30ごろ着,上り列車が青森16:00ごろ発→品川翌7:00ごろ着となる.行程には個室から街灯りを眺める時間や,一時停車による車外での休憩時間が含まれる.
▲導入時の運行区間
冬季は昼行運行で品川から長野原草津口へ向かう,停車駅は品川,東京,上野,大宮,高崎,渋川,中之条,長野原草津口となる.7両編成(乗車定員150名)で週に6往復を運行し,所要時間は2.5時間から3時間程度となる.
発着時間は,下り列車が品川10:00ごろ発→長野原草津口12時半ごろ着,上り列車が長野原草津口16:30ごろ発→品川19:30ごろ着となる.なお,運行エリアや区間については,今後も上記以外のルートの追加が検討される.
▲車両設備詳細
車内設備は全席が個室仕様となっており,設備ごとに愛称名を設定する.1号車にはプレミアムグリーン個室「ルナ・プレミアム」と「ルナ・プレミアムワイド」が配置される.10号車にはプレミアムグリーン個室「ルナ・プレミアムワイド」が配置される.ワイドタイプは横になれるフラット面の大きさが幅200cm×長さ190cm程度あり,夜間運行時は1室2名,昼間運行時は1室4名で利用できる.「ルナ・プレミアム」は横になれるフラット面の大きさが幅110cm×長さ190cm程度あり,夜間・昼間とも運行時は1室2名で利用できる.
2・3・6・7・8・9号車には,幅90cm×長さ195cm程度のフラット面を持つグリーン個室「ルナ・コンフォート」が備わる.さらに4・6・7号車には広めの「ルナ・コンフォートワイド」が,4号車には夜間運行時限定で4名まで利用できる幅325cm×長さ195cm程度の「ルナ・コンフォートグランデ」も設置される.
なお,6号車には1人用と2人用の車いす対応グリーン個室を計2室設置する.昼間運行時は4・8・9号車を連結しない.
5号車にはラウンジスペース「ルナ・ヴィスタ・ラウンジ」を設置する.この車両には車内販売スペースが併設され,ドリンクやスナックなどの販売が予定されている.
▲乗車体験のイメージ(品川駅発・青森駅行き)
「ルナ・アズール」は,おもに旅行商品(ツアー)としての販売が予定されている.料金の一例として,大人1名が品川→青森間でグリーン個室を利用した場合,東北新幹線のグリーン車を利用した際の乗車券・料金券を含む金額に一定の料金を加算した程度を想定している.参考として,通常期に東京駅から新青森駅まで新幹線“はやぶさ”を利用した大人片道1名の金額は税込2万4180円となっている.
「ルナ・アズール」は,2027(令和9)年度初頭からの運行開始を予定している.具体的な運転日や詳細な運行ダイヤ,料金,車内サービスなどの詳細な内容については,決定次第改めて発表される予定.
画像はすべてJR東日本ニュースリリースから












