近江鉄道では,2025年11月15日(土)・16日(日)の2日間,820形822編成(赤電)を使用した「赤電ラストランツアー」が,近江トラベル(株)主催により催行されました.
同編成の引退を記念し行なわれた今回のツアーは,15日は米原→貴生川→八日市→近江八幡→彦根,16日が八日市→多賀大社前→米原のルートで,今回のラストランのためだけに制作された特別な方向板や,過去の赤電ツアーでのみ掲出された方向板を掲出して走行しました.
15日の行程途中の日野では,西武時代をイメージした「西武新宿」「準急・西所沢」などの方向板を掲出しての撮影会を行ったほか,道中では現在,通常は運行のない尼子行きや貴生川発米原行き快速の自動放送を流すサプライズなどもあり,満員御礼となったツアー客を楽しませていました.
両日とも快晴だったことも相まって沿線は大変なにぎわいとなり,多くのファンに暖かく見送られてのラストランとなりました.
このツアーを最後に822編成は現役を引退,2016(平成28)年6月16日に創立120周年を記念し赤電となって以来,9年あまりにおよんだ活躍に幕を下ろすことになります.
写真:スクリーン—多賀大社前間にて 2025-11-16
投稿:藤原 正博












