JR四国では,2025(令和7)年11月15日(土),高松運転所所属のキクハ32-501+キハ185-20「藍よしのがわトロッコ」編成を使用した臨時列車「藍よしのがわ大歩危トロッコ」が,徳島—阿波池田—大歩危間で1往復運転されました.
徳島→大歩危(下り列車)は,「さとめぐみ絶景の風」,大歩危→徳島(上り列車)は,「秘境かちどきの風」として運転され,トロッコ車両(キクハ32-501)乗車可能区間は,上り,下り両列車とも穴吹—大歩危間でした.
今回の「藍よしのがわ大歩危トロッコ」は,「秘境の秋景色を走る特別なトロッコ列車の旅」として企画され,旅を楽しむポイントとして「吉野川の2つの表情を楽しめるトロッコ旅:穏やかな流れを楽しむ区間(穴吹~阿波池田間),急流と渓谷美を楽しむ区間(阿波池田~大歩危間)」を設定,それぞれの区間で異なるツアーガイド団体(ツーリズム徳島,みよしジオガイドの会)による2種類の沿線ガイドもあわせて実施されました.
車内では徳島県が誇る豊かな自然が織りなす里山の風景や吉野川の姿,約2億年の歳月をかけて形成されたと伝えられる大歩危・小歩危峡の深く,険しいながらもその美しさに魅了された多くの利用客の笑顔や,沿線で見送る地元住民や見学者と手を振り合うシーンが見られました.
「藍よしのがわ大歩危トロッコ」は,今後,11月22日(土),11月29日(土)にも運転されることとなっています.
写真:祖谷口—三縄間にて 2025-11-15
投稿:志摩 敬












