
▲締結式のようす
左:京浜急行電鉄社長 川俣 幸宏氏,右:京成電鉄社長 天野 貴夫氏
京浜急行電鉄と京成電鉄は,共同検討に関する合意書を締結したと発表した.
▲左:けいきゅん,右:京成パンダ
両社を取り巻く事業環境については,増加が見込まれるインバウンド需要に対し一層の対応が必要となる一方,少子高齢化による生産年齢人口の減少や,労働力不足,物価高といった課題が顕在化しており,大きく変化している.
このような事業環境のもと,両社では「社会の持続的発展への貢献」を共通して掲げており,輸送サービスの持続可能な提供はもとより,空港アクセスのさらなる利便性向上などに向け,共同で検討する.
写真:京成電鉄AE形 東松戸にて 百々貴俊撮影 2019-9-20
鉄道の運行に関するものとしては,技術開発の進展などを踏まえた次世代運行システムの導入に向けて,地上設備や車両の共通化などについて,研究・検討を進める.
京浜急行電鉄は,新たな輸送サービスの検討に着手し,これにあたり京成電鉄が2028(令和10)年度から運行を計画している新形有料特急車両との共通化の検討を進める.
両社沿線の観光拠点などへの相互送客施策を進めるのあたり,イベントの実施や企画乗車券の発売などを検討する.第1弾として,両社沿線の神社仏閣をめぐるスタンプラリーを開催予定で,詳細が決まり次第発表される.
写真:京浜急行電鉄2100形更新車 編集部撮影 京急ファインテック久里浜事業所にて 2013-8-20(取材協力:京浜急行電鉄)
株主優待の拡充に向けた相互協力として,鉄道や沿線の観光・商業施設の利用促進を目的に,両社の株主優待乗車証(きっぷ)とそれぞれの企画乗車券の交換制度の開始や,京急ストア・リブレ京成で使用できる「お買い物優待券」の相互利用を開始する.
一部画像は京浜急行電鉄・京成電鉄 共同ニュースリリースから











