
写真:東京モノレール10000形 編集部撮影 昭和島車両区にて 2014-4-8(取材協力:東京モノレール)
東京モノレールは,2025(令和7)年11月1日(土)から路線愛称「東京パノラマライン」(英語名:Tokyo Panorama Line)を導入すると発表した.

▲路線愛称ロゴタイプ
導入にあたっては,「東京の街や海,そして空を眺めることができる開放的な車窓は,東京モノレールの大きな魅力である」ことや,「この唯一無二の東京の大パノラマを,より多くの利用客に体験してもらいたい」との想いから,路線愛称を「東京パノラマライン」とした.

▲路線愛称ロゴタイプの駅名標使用イメージ
路線愛称は,各駅の案内表示や路線図・運賃表,各車両内の案内表示や放送,パンフレット,WEBサイトなどに使用される.

▲車窓からの眺望の例
左上:モノレール浜松町—天王洲アイル間/右上:大井競馬場前付近
左下:昭和島—整備場間/右下:羽田空港第3ターミナル付近
なお,路線愛称導入を記念したキャンペーンも計画されている.詳しい内容については決まり次第,東京モノレール公式WEBサイトや公式SNSなどで発表される.

▲HERALBONY Art Prize 2025の作品をまとった車両の運行(2025年8月~)
撮影:橋本美花/提供:株式会社ヘラルボニー
日本・東京旅行の序奏を担う「ノリモノ」として,駅・車両を日本の今・伝統・特徴的な文化を発信する空間へと彩る「TOKYO ART&CULTURE」と称した取組を開始する.
2025(令和7)年8月から株式会社ヘラルボニーとの共創企画で作家・生田梨奈子氏の作品をまとった列車を運行しているが,12月からは,新進気鋭の芸術家・ホガリー氏の作品をあしらったデザイントレインの運行を予定している.

▲Hogalee/ホガリー氏(画像左上)と作品
画像右上:《Entanglement -Shinjuku Ⅲ》2022, 新宿三丁目交差点 - Landmark Art Girl,メットライフ新宿スクエア
画像下:《Re-sortir/ リ・ソルティール》2024, 東京ドームシティ アートプロジェクト, 東京ビエンナーレ
今後,東京モノレール「TOKYO ART&CULTURE」を通じて,国内外からの利用客に対し,日本・東京の奥深さや息吹を感じられる情報の発信拠点となることを目指す.
2010(平成22)年10月から着用を開始した駅社員・乗務員の制服を,利用客を迎える拠点にふさわしいデザインに刷新する.新たな制服への切替えは,2026(令和8)年11月を予定している.デザインなどの詳細は決まり次第,発表される.

▲ブランドコンセプト「Tokyo Monorail Theater」ロゴ
東京モノレールが掲げるブランドコンセプト「Tokyo Monorail Theater」は,「乗るたびにドラマがある.」をテーマに,列車1本1本を「シアター」と見立て,その観客たる利用客に社員が一丸となって感動と満足を提供することを目指している.
今後,「東京パノラマライン」という愛称の展開と,「TOKYO ART&CULTURE」の継続的な取組を通じ,東京モノレールの駅や列車で過ごす時間を利用客にとって忘れられない舞台として磨き上げ,「Tokyo Monorail Theater」をさらに進化させるとしている.
一部画像は,東京モノレール提供