
東京臨海高速鉄道では,2025(令和7)年10月1日(水),りんかい線東京テレポート駅で新形車両71-000形(ななまんいっせんがた)の出発式が開催された.

イベントでは,駅コンコースで東京臨海高速鉄道の西倉鉄也社長による挨拶や71-000形の概要説明が行なわれた.西倉社長は「新形車両『71-000形』は,まさに,新たなステージを象徴するものになると考えている」とし,「新形車両は,安全性や安定性,快適性,バリアフリー,セキュリティのすべてにおいて,現在の車両を大きく上回る性能の実現を目指した.首都東京の未来に向け,臨海副都心はますます発展していくエリアであり,この地域を支える公共交通機関として,当社は,新形車両の導入はもとより,さらなる安全・安定輸送の確保,安心のご提供,お客様サービスの向上を図り,その重要な使命を果たしていく所存である」とコメントした.

デビューを祝うテープカットでは,西倉社長をはじめ,谷本俊哉専務,常務取締役の西尾佳章氏,常勤監査役の上本敬氏,運転・車両担当部長の高藤敏弘氏の5名が登壇.東京臨海高速鉄道のキャラクター「りんかる」も駆け付け,華やかな式典となった.

式典終了後はホームへ移動し,出発式が実施された.出発式では,大勢の鉄道ファンが来場したほか,飯島管理駅長と「りんかる」が新形車両を背景に敬礼し,メディアの撮影に応じた.その後,多くの人に見守られながら,警笛とともに71-000形が発車し,出発式を終了した.
写真はすべて東京臨海高速鉄道提供