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▲車両デザイン(エクステリア)
JR東海は,山梨リニア実験線に,環境負荷低減などに関する開発成果を反映した中間車1両「M10(えむ じゅう)」を導入すると発表した.
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▲車両デザイン(インテリア)
エクステリアは,無塗装のシルバーのボディに,高速に流れる光をイメージしたゴールドのラインを入れることで,未来感のあるデザインとする.
インテリアは,白色の客室空間に落ち着いた色味の腰掛を配置し,シンプルかつ洗練されたデザインとする.
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▲環境負荷低減
「M10」は,設計を日立製作所と日本車輌製造,製作を日立製作所が担当し,車体表面にサメの肌を模倣した微細な溝構造の「リブレットフィルム」を適用する.山梨リニア実験線では2024(令和6)年8月から,「リブレットフィルム」を現行の車両に採用して走行試験を行なっており,今回初めて新製車両に適用する.
台車周りについては,形状最適化により空気抵抗を約1%削減(16両換算)し,消費電力の低減を図る.
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▲高温超電導磁石専用設計
また,高温超電導磁石専用の車両設計とし,車両機器構成を最適化することで低コスト化を図る.
「M10」は既存のL0系改良形試験車・L0系と組み合わせて,2025(令和7)年夏から走行試験を実施する予定.
画像はすべてJR東海ニュースリリースから