JR東日本首都圏本部は,2025(令和7)年4月19日(土)初電から20日(日)12時ごろにかけて,田町駅付近で,山手線外回り(品川・渋谷方面),京浜東北線南行(大船方面)の線路切替工事を実施すると発表した.
これは,2023(令和5)年から進めている羽田空港アクセス線(仮称)「東山手ルート」の工事の一環として,山手線外回りと京浜東北線南行を2線同時に西側へ移設するもの.線路移設にあわせて,山手線外回り側のホームを拡幅し,京浜東北線南行側のホームは一部を撤去する.なお,田町駅の東京方に敷設されていた山手線の引上線は,今回の準備工事として2024(令和6)年1月に撤去されている.
工事にともない,4月19日(土)は山手線外回りの上野→東京→大崎間,京浜東北線の東十条—品川間を運休する.翌20日(日)は19日(土)の区間に加え,山手線内回りの大崎→東京→上野間も運休する.悪天候などで工事が実施できない場合は,5月17日(土)・18日(日)に延期されるが,4月19日(土)・20日(日)の列車運休は実施される.
山手線・京浜東北線の一部区間で運休にあわせて,19日(土)は山手線外回りの大崎—新宿—上野間で折返し運転を実施する.初電から6時ごろまでは通常の運転本数とし,6時ごろから終電までは通常の約4〜5割の本数で運転する.内回りも大崎—東京—上野間で初電から5時ごろまでを運休とし,5時ごろから18時ごろまでは通常の約7〜8割,18時ごろから終電までは約8割〜通常の本数で運転する.
20日(日)は外回り・内回りとも上野・池袋—大崎間で折返し運転とし,区間・時間帯により列車本数を減らして運転する.
京浜東北線は,大宮方面—東十条間,品川・蒲田—大船方面間でそれぞれ折返し運転とし,快速運転を中止する.
埼京線は19日(土)のみ大崎—武蔵浦和(一部は赤羽)間で増発し,上野東京ラインは両日とも品川—上野・大宮間で増発する.
振替輸送については,東京メトロ・東京都交通局(都電荒川線を除く)・東急電鉄・小田急電鉄・相模鉄道・横浜市交通局・埼玉高速鉄道・りんかい線・ゆりかもめ・東京モノレールの全線と,西武鉄道(多摩川線を除く全線)・京浜急行電鉄・東武鉄道・首都圏新都市鉄道(TX)・京成電鉄の一部路線で実施する.
切替工事については,専用WEBサイトや問合せ専用電話窓口を開設し,順次列車の運休や列車時刻に関する情報を提供する.
※一部画像はJR東日本首都圏本部のニュースリリースから