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東急,11月1日から運輸系・技術系の制服をリニューアル

東急,11月1日から運輸系・技術系の制服をリニューアル

▲リニューアルされる従業員の新制服

東急電鉄は,運輸系・技術系に従事する従業員の制服を,2024(令和6)年11月1日(金)からリニューアルすると発表した.

今回のリニューアルは,現場の第一線で活躍する従業員の安全性と着心地の向上や,資源の有効活用などを目的とするもので,2008(平成20)年以来16年ぶりのリニューアルとなる.
 運輸系の制服は,「安全・安心」「信頼」などを感じることができる紺色を基調とした「モダントラディショナル」スタイルを採用し,スタイリッシュでありながら,動きやすさを重視したシルエットを追求している.季節によって変更していたネクタイやジャケットをオールシーズン利用可能とし,ネクタイは紺とストライプの2種類から選択式とした.女性用のキュロットは安全性の観点から廃止している.制帽は,官帽とハイバックの2種類あり,性別に関係なく選択が可能となっている.
 技術系の制服は,伝統色のオレンジ色は変更せず,デザインや生地の性能により安全性や機能性を向上させている.作業時の不快感軽減のため,夏服の脇・背中部をメッシュ素材にするなど,通気性を向上させたほか,ブルゾン前面には,データ活用・分析,新たな技術活用による技術オペレーションの高度化に対応するため,8インチのタブレット情報端末が入るサイズのポケットを4つ配備している.
 デザインは,運輸・化粧品・ホテル・サービスなど,さまざまな業界の制服デザインを多数手がけるデザイナー・岡 義英氏(株式会社ディー・スタイル)が担当している.

東急,11月1日から運輸系・技術系の制服をリニューアル

▲販売されるお子さま用制服(左)と東急線キャラクター「のるるん」のぬいぐるみ用の新制服着せ替えセットのイメージ

 着用を終了する現行の制服は,環境に配慮し未使用の生地や制服を活用してグッズなどにアップサイクルされる.未使用の制服生地については,新制服デザイン仕様の子ども用ジャケットと半ズボンとして,数量限定で販売する.受付は「TOKYU STYLE」オンラインショップで,10月1日(火)から開始し,2025年2月下旬ごろ発送予定としている.また,東急線キャラクター「のるるん」のぬいぐるみ用の新制服着せ替えセットを,12月4日(水)から発売する予定.
 未使用のシャツやネクタイなど一部アイテムについては,社名が入ったエンブレムなどを除いて「鉄道お宝市」で販売するほか,未使用のシャツについては,デザイナーを志す服飾専門学校の学生たちのリメイクファッションショーの素材として提供される.2024(令和6)年10月開催予定の渋谷ファッションウイークのイベントでは,学生たちによるリメイク作品を披露するとともに,新制服もお披露目する予定となっている.
 さらに鉄道業界初の取組として,伊藤忠商事とレゾナックが共同で実施している繊維リサイクルの課題解決循環形プロジェクト「ARChemia®(アルケミア)プロジェクト」に参画し,使用済みの制服(一部)の再資源化を目指す.

画像はすべて東急(株)提供

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