西武鉄道では,2024(令和6)年度末から運行開始予定の「サステナ車両」のうち,小田急電鉄から譲受した車両のデザインと車両形式を決定したと発表した.
「サステナ車両」を導入するにあたり,サステナビリティを重視しつつ,「西武らしさ」・「地域との共生」・「環境負荷低減」をアプローチできるデザインを,西武鉄道の車両の整備,点検や管理を行なう社員から募集した.38名・全75作品の応募の中から検討した結果,デザインについては,西武鉄道のコーポレートカラーである「ブルー」「グリーン」をベースに「永遠」や「発展」,「繁栄」を表す市松模様にアレンジしたデザインを採用した.採用されたデザインは,列車の点検・整備を行なう入社3年目の若手社員が発案した.
また,車両形式は,小田急電鉄の「8000形」であることを踏まえ,「8000系」に決定した.さらに,「サステナ車両」のデザインを検討している風景や改修工事のようすを取りまとめた動画も,西武鉄道公式YouTubeチャンネルで公開している.
西武鉄道では,新造車両の導入に加え,「サステナ車両」を並行して導入することで省エネルギー化を加速させ,2030(令和12)年度までに車両のVVVF化100%達成を目指すことで,安全・快適かつ持続可能な社会づくりに貢献するとしている.
※「サステナ車両」...他社から譲受したVVVFインバータ制御車両を西武鉄道独自の呼称として定義
画像はすべて西武鉄道ニュースリリースから