JR東日本は,「Beyond Stations構想」のモデル駅である上野駅において,2024(令和6)年8月1日(木)に「PLATFORM13」を全体開業すると発表した.
「PLATFORM13」は,上野駅13番線地平ホーム壁面に全17面(高さ約2.4m,全長約100m)のプロジェクターを設置し,映像アート作品やコンテンツムービーなどを圧倒的スケール・臨場感で放映することでホーム全体を使った映像体感空間として,上野駅の集客の起点となる機能を担う.
スピーカー,電源設備,ピクチャーレールなどに加え,放映コンテンツなどの世界観に合わせたカラー演出が可能な色調整機能も備えており,多様な空間演出が可能となっている.13番線ホームは電車発着ホームとしても引き続き使用される.
「PLATFORM13」は,その唯一無二の映像体験空間としての強みを活かし,協力企業とのタイアッププロモーションや自治体と連携したPR活動,新商品の紹介や企業ブランディングなどのイベントスペースとして活用することを想定している.さらにはホーム空間ならではの演出としてJR東日本の車両を活用した企画も検討する.
また「PLATFORM13」を起点として,2024(令和6)年1月に開業した上野広小路口ビジョンやポレイア広場,駅の構内装飾などを含むさまざまな展開をとおして,上野駅の全体を巻き込むような複合的かつ多面的な取組にも挑戦する.
全体開業の第1弾の取組として,2024(令和6)年8月1日(木)から25日(日)までの間,「ブルーピリオド」とのタイアップ企画を展開する.
企画では,「PLATFORM13」でのオリジナル映像放映や藝大生コラボアートグラフィック装飾,駅構内とアトレ上野,エキュート上野など周辺の商業施設を回遊しながら楽しめる期間限定のスタンプラリー,壁面のオリジナルアートコンテンツなど,上野駅全体で「ブルーピリオド」の企画を楽しめるものとする.
また2024(令和6)年度秋ごろには,鉄道×アートコンテンツを放映する予定.「PLATFORM13」の壁面全体を活用し,上野駅の歴史を彩ってきた名列車たちとグラフィックデザイン,書道家が書き下ろす列車愛称の書道アートがコラボし,ここでしか楽しめない大迫力のデジタルアート映像を放映する.
画像はすべてJR東日本提供