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北広島市・JR北海道,千歳線 上野幌—北広島間の新駅設置工事に着手

北広島市・JR北海道,千歳線 上野幌—北広島間の新駅設置工事に着手

▲新駅イメージ

北広島市とJR北海道は,千歳線の上野幌—北広島間に設置される新駅について,設置工事に着手すると発表した.

北広島市・JR北海道,千歳線 上野幌—北広島間の新駅設置工事に着手

▲新駅位置図

 新駅については,まちづくりの一環として,「北海道ボールパークFビレッジ」への利便性向上と周辺エリア一体における価値魅力の向上を図ることを目的に,札幌駅から約20km,北広島駅から約2km,「エスコンフィールドHOKKAIDO」まで約300m(徒歩4分)の位置に建設される.
 駅構造は,相対式ホーム2面4線で6両編成に対応する.駅舎は3階建てで,改札は3階に設置される.また関連工事として,北広島市が新駅改札口前に歩行者用デッキを設置する.
 協定工事費は約80億円で,協定工事費のほか,北広島駅構内線路新設(JR北海道施策),設計費(実施中),用地取得費などを含んだ総工事費は約90億円としている.
 着工は工事施行協定書の締結後,準備期間を経て2024(令和6)年秋ごろを予定しており,2028(令和10)年度までを工事期間とする.なお,開業時期は2028(令和10)年夏ごろを目途としているが,建設資材・機器の調達遅れなどにより工事が予定通りに進まない場合が想定されることから,今後,JR北海道が工事の進ちょくにあわせて決定する.

北広島市・JR北海道,千歳線 上野幌—北広島間の新駅設置工事に着手

▲駅舎の外観デザインイメージ

 駅舎デザインについては,JR北海道で素案を作成し,北広島市と意見交換を重ねて決定した.デザインコンセプトは『「幕開けの駅」〜北海道ボールパークFビレッジの始まりの場所となる駅舎〜』とし,「北海道ボールパークFビレッジ」の始まりとなる玄関口を表現した「大門」と,来訪者を温かく迎え入れる「小門」をデザインしている.
 「大門」は都会的スケールでの街の始まりを表現し,「小門」はヒューマンスケールで温かく迎えることを表現している.また,市が整備する新駅改札口前の歩行者用デッキの上には大屋根の設置も検討する.

北広島市・JR北海道,千歳線 上野幌—北広島間の新駅設置工事に着手

▲駅舎の内観デザインイメージ

 内観デザインは,ライン照明を用いて温かみある門をつくることで「灯」が中へと温かく「いざなう」空間を目指す.来訪者が「灯」のゲートをくぐることで,北海道ボールパークFビレッジへ向かう高揚感 やワクワク感を演出する.改札空間は,北広島市の木であるカエデの木を用いて構成することで,木のぬくもりが来訪者を温かく迎え入れ,「北海道ボールパークFビレッジ」へと誘導する.
 あわせて,球場のエントランスにも使用されている赤レンガを駅舎の内壁に用いることで,「北海道ボールパークFビレッジ」の始まりの場所を強調する.

画像はすべて北広島市・JR北海道 共同ニュースリリースから

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