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東急,AI画像解析技術を活用したホームの乗降監視用映像の実証実験を実施

東京急行電鉄 5050系4000番代

写真:東京急行電鉄5050系4000番代  編集部撮影  長津田検車区にて  2011-5-3(取材協力:東京急行電鉄)

東急電鉄とパナソニックコネクトは,テクノロジーを活用したオペレーション変革のひとつとして,AI画像解析技術を活用した駅ホームの乗降監視用映像の実証実験を2024(令和6)年2月1日(木)から3月31日(日)まで実施すると発表した.

 これは,デジタル技術を活用したサービスの高度化とさらなる安全性の向上を目指し,ワンマン運転を行なう運転士のドア閉扉判断補助として,ホームで介助が必要な乗客案内時の合図(バリアフリー合図)を送る駅係員を,パナソニックコネクトの提供するAI画像解析技術により検出するもの.
 2023(令和5)年3月からワンマン運転を実施している東横線では,乗降時に介助が必要な乗客の案内について,ホーム上での対応開始時に赤い手袋と反射ベストを着用した駅係員が運転士に両手を交差させるバリアフリー合図を送り,対応終了時には片手をあげる終了合図を送っている.その後,駅係員の合図を車内モニタで確認した運転士が,対応開始・終了時ともに,マイク放送で認識した旨を駅係員に伝え,相互確認を行なう.

東急,AI画像解析技術を活用したホームの乗降監視用映像の実証実験を実施

▲本実証実験の概要イメージ

 今回の実証実験では,東横線の都立大学駅・多摩川駅の各駅上りホームに撮影カメラ1台を設置し,ホーム上の乗降監視用映像内でバリアフリー合図を送る駅係員をパナソニックコネクトが提供するAI画像解析技術により検出し,運転士が確認する車内モニタに「手合図検知」の文字を表示する.
 今後は,本実証実験で得られた知見を活用し,運転士の閉扉判断に影響のある駆け込み乗車など,そのほかの事象の検出も検討するとしており,デジタル技術を活用したサービスの高度化とさらなる安全性の向上を目指し,テクノロジーを活用したオペレーションの変革を進める.

一部画像は東急電鉄ニュースリリースから

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