写真：JR西日本W7系 編集部撮影 白山総合車両所にて 2014-6-22（取材協力：JR西日本）
鉄道・運輸機構（JRTT）は，2024（令和6）年春に完成予定の北陸新幹線 金沢—敦賀間について，2023（令和5）年9月下旬から，新幹線車両を使用した走行試験を実施すると発表した．本試験の実施で，金沢—敦賀間で初めて新幹線車両が走行することとなる．
本試験は，整備主体の鉄道・運輸機構と営業主体のJR西日本が共同で行なうもので，土木構造物・軌道・電車線・信号設備などの機能確認を目的として実施する．試験車両には，JR東日本のE926形「East-i」（新幹線電気・軌道総合検測車）とJR西日本のW7系を使用する．
写真：JR東日本E926形「East i」 編集部撮影 仙台総合車両所にて 2001-9-19（取材協力：JR東日本）
試験期間は，9月23日（土）から12月9日（土）までの予定で，おもに北陸新幹線営業終了後の夜間に行なう．期間中における列車走行は，1日1往復程度・のべ40日程度としている．走行速度は，時速30km〜260kmの間とし，低速度から開始し，段階的に速度を上げて設備の確認を行なう．
※写真はすべてイメージです．