JR東海では，2023（令和5）年3月2日（木）から，名古屋車両区所属のHC85系D7編成（4両）に「ひだ」のヘッドマークを取り付けて運転を行なっています．写真は，特急“ひだ”10号として名古屋到着後，回送列車となって熱田に到着のシーンです．
　これは，鉄道好きとして知られる吉本興業所属のタレント鈴川絢子さんのデザイン，監修により製作されたもので，昨年2022（令和4）年12月にメタバース上で開催されたVRイベント「バーチャルマーケット 2022 Winter」で，JR東海とジェイアール東海エージェンシーが「バーチャル名古屋駅」を共同出展した際に公開されたものです．
　ヘッドマークには，高山本線を走行するキハ85系や沿線地域の風景，受け継がれる伝統文化や名産品などがデザインされた「ひだ」の文字が大きく配置され，1989（平成元）年のキハ85系デビュー以来，特急「ひだ」として34年間担ってきた役割や使命を，オリジナルデザインヘッドマークに乗せて新形車両HC85系に継承したいとの想いが込められているとのことです．今後，3月31日（金）まで掲出される予定です．