JR西日本は,奈良線 六地蔵駅改良工事について,駅設備などの概要を決定したと発表した.
改良工事については,2017(平成29)年度に宇治市とJR西日本の間で協定を締結し,2020(令和2)年3月から着手している.
新駅舎はバリアフリー化と地下鉄乗り換え利便性の向上のため,現駅舎の位置から京都方に移転する.あわせて,ホームについても,京都方へ延伸・移設し,ホーム・階段幅員の拡大やホーム部分の曲線緩和を行なうことで,安全性の向上を図る.
新駅舎は「六地蔵の歴史継承と周辺開発をリードする新しい玄関口」をコンセプトに,今後の駅周辺の発展を見据え,宇治市の新たな玄関口に相応しい「ゲート」をイメージした外観とする.また,六地蔵の地名の由来となった大善寺六角堂(通称:六地蔵尊)から着想を得て,コンコースには六角形の吹き抜け空間をつくる.
供用開始は2023(令和5)年春ごろで,駅前広場については宇治市が改良工事を実施する予定.
画像はいずれもJR西日本ニュースリリースから