▲「あのとき、上市駅で。」メインビジュアル

富山県上市町では，町の玄関口である富山地方鉄道上市駅の開設90周年イベントにあわせて，300人以上の駅利用者から寄せられた思い出をもとにした記念動画「あのとき、上市駅で。」を制作し，2021（令和3）年11月1日（月）に公開しました．

▲「あのとき、上市駅で。」メッセージ編のワンシーン

　上市町の玄関口として，90年間，人々の往来と交流の拠点の役割を担ってきた上市駅ですが，近年は駅の利用が減り，かつてのにぎわいが失われつつあります．本動画は，ふだん何気なく利用をしている，または利用していた「上市駅という場所」について，90周年という節目に改めて思い出を振り返ってみようというプロジェクトから制作されました．
　動画は，集まった思い出をもとにした「メッセージ編」1種類と，駅にゆかりのある方の話をもとにした「インタビュー編」4種類の計5本の動画が作成されています．「インタビュー編」では，映画「竜とそばかすの姫」の監督で，上市町出身の細田守さんから，上市駅を利用していたころのエピソードやお祝いメッセージも収録されています．

▲「あのとき、上市駅で。」インタビュー 駅長 荻原さん編のワンシーン

　「あなたと上市駅の思い出を教えてください．」として，駅構内の観光協会に「思い出ノート」を設置するなどし，匿名で募集したところ，子どもから90歳を超える幅広い年齢層や，町民，出身者，通学・通勤者など幅広い利用者から，300にのぼる思い出が寄せられました．駅員に傘を貸してもらったエピソードや家族で構内喫茶店でパフェを食べた思い出など，さまざまな思い出とともに，上市駅を応援するメッセージもみられました．

※画像はいずれも富山県上市町提供