JR東日本は,相模線用のE131系500番台について,2021(令和3)年11月18日(木)から順次営業運転を開始すると発表した.
運転区間は,相模線の茅ヶ崎—橋本間と朝夕一部の直通列車が設定されている横浜線の橋本—八王子間で,2021(令和3)年度中に4両編成12本(計48両)が導入される.
E131系500番台は,前面は,遠くまで広がる湘南の海とダイナミックな波の水しぶきを水玉模様で表現し,前面と側面のカラーリングは,濃淡2色の青色が採用されている.
車内はロングシート配置で,205系よりも座席1名あたりの幅を拡大する.座席のカラーには,相模川の豊かな流れや湘南の海をイメージした爽やかなブルー系のツートンカラーを採用する.また,車いすやベビーカー利用者向けのフリースペースや,一部のドア上部には運行情報や乗換案内を表示する17インチの大形ディスプレイが設置される.
各車両の客室には車内防犯カメラを設置し,非常通話装置についても既存車両と比較して1両につき4ヵ所に増やすことでセキュリティ面の強化を図る.車両側面にはカメラを設置し,乗務員が運転台から乗客の乗降を確認する機能など,ワンマン運転に対応した機器が搭載される.
主回路機器はSiC(炭化ケイ素)半導体素子を採用し,消費電力を低減する.また,モニタリング技術を活用した車両搭載機器や線路設備の状態監視機能により,故障の予兆を把握し,事前に対処することで安全性・安定性を向上させる.
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