JR北海道は,キハ40形「山紫水明(さんしすいめい)」シリーズ車両のうちの「紫水」号を,2019(令和元)年10月8日(火)に苗穂工場で報道陣に公開した.
「山紫水明」シリーズ車両は,2018(平成30)年に登場したキハ40形「北海道の恵み」シリーズ4両に続くもので,地域と連携して列車を活用した沿線活性化の取組みをさらに進めるため,キハ40形2両のエクステリアとインテリアを変更し,「山明(さんめい)」号と「紫水(しすい)」号として導入するもの.定期列車として運転するほか,観光列車やイベント列車としても使用する.
「紫水」号となったのは旭川運転所所属のキハ40 1791で,外観は,深みのある紫色のカラーリングをベースとし,海や雪の結晶,空の星をモチーフとした要素を組み合わせることで,凛としたたたずまいに華やかさを感じられるデザインとした.
車内は,「山明」号と同様,木のぬくもりと暖かみのあるデザインが特徴の座席や駅弁などがゆったり食べられる脱着式のテーブルが設置されている.シートモケットは「山明」号が緑色だったのに対し,「紫水」号は紫色となっている.
写真はいずれも加藤 勝撮影(取材協力:JR北海道)