鉄道ファン2024年12月号(通巻764号)
『鉄道ファン』2024年12月号
2024年10月21日発売
特別定価1350円(税込)
鉄道ファン2024年12月号
2024年10月21日発売
特別定価1350円(税込)
鉄道ファン2024年12月号(通巻764号)
特集 211系顔の電車たち
目次を見る
アンケートdeプレゼント

“京とれいん 雅洛”が報道陣に公開される

“京とれいん 雅洛”が報道陣に公開される

阪急電鉄は,観光特急“京とれいん”の2編成目となる“京とれいん 雅洛”を,2019(平成31)年3月20日(火)に報道陣に公開した.

“京とれいん 雅洛”が報道陣に公開される

写真:2号車の車内.車両中央に坪庭が配置されている.

 今回導入された“京とれいん 雅洛”は,7000系7006編成(6連)を改造したもので,各車両とも中扉を埋めた片側2扉とされている.現行の“京とれいん”のイメージを継承しつつ,京都を五感で感じることができるデザインとし,乗車のたびに京都気分が楽しめるよう,1両ごとに季節を定め,すべての車両が異なる外観や車内デザインが採用されている.

“京とれいん 雅洛”が報道陣に公開される

写真:4号車の車内.窓側を向いた座席からは西山の山並みを楽しむことができる.

 車内は,京都に向かう車内空間をより楽しめるよう,日本を象徴する代表的な花である桜や日本の伝統文様である七宝紋などを用いて,各車両の内装に多種多様なデザインが施されている.2・5号車には「坪庭」が,3・4号車には西山の山並みを堪能できるよう,桜を描いた窓向きの座席が,それぞれ設置されている.また,各車両の中央部には京都の寺社建築で用いられる「円窓」が設けられている.

“京とれいん 雅洛”が報道陣に公開される

写真:6300系“京とれいん”(左)と“京とれいん 雅洛”(右)が交互に運転されるダイヤとなる.

 “京とれいん 雅洛”は,2019(平成31)年3月23日(土)から営業運転を開始する予定で,「快速特急」(停車駅:梅田,十三,淡路,桂,烏丸,河原町)として,利用料金はこれまでの“京とれいん”と同様,事前予約などは不要で普通運賃のみで乗車できる.運転時刻は,梅田発が9・11・13・15時台の毎時32分,河原町発が10・12・14・16時台の毎時41分発で,“京とれいん 雅洛”と“京とれいん”が交互に運転されるダイヤとなる.

写真はいずれも松本洋一撮影 2019-3-20 正雀車庫にて(取材協力:阪急電鉄)

このページを
シェアする