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東急,大井町線に6020系を導入

東京急行電鉄では,大井町線の輸送力増強を目的に,2017(平成29)年11月4日(土)以降,急行列車に使用している6000系車両を6両編成から7両編成に順次変更し,2018(平成30)年春には,新形車両6020系を導入すると発表した.
東京急行電鉄 6000系

 大井町線では,2008(平成20)年3月から急行運転を開始して利便性を向上させ,利用客増により混雑率も上昇している.今回,混雑緩和と利便性向上を目的に,2017(平成29)年11月4日(土)以降,急行列車を6両編成から7両編成に順次変更する.6000系全6編成の7両編成化完了は,2018(平成30)年3月の予定.
 2018(平成30)年3月にはダイヤ改正を実施し,朝ラッシュ時間帯の運転パターンを変更する.急行列車の運転本数を増やすことで,7両編成化による輸送力増強と合わせ,大井町線の混雑緩和を図るほか,日中時間帯は各駅停車も増発し,利便性向上を目指す.

写真:東急6000系  編集部撮影  長津田検車区にて  2008-2-7(取材協力:東京急行電鉄)

6020系のエクステリアイメージ(東京急行電鉄提供)

6020系のエクステリアイメージ(東京急行電鉄提供)

6020系のインテリアイメージ(東京急行電鉄提供)

6020系のインテリアイメージ(東京急行電鉄提供)

 また,大井町線急行列車用として,2018(平成30)年春には新形車両6020系7両編成2本が導入される.6020系は,田園都市線の新形車両2020系と同様,車内には「ナノイー」方式の空気清浄機を設置し,座席は背もたれの高いハイバック仕様を採用することで,車内の快適性向上を図るほか,ドア上に配置するデジタルサイネージでは,多言語案内を強化するとともに,ニュースや天気予報など充実した情報サービスを提供する.
 東急では,安全・安心に利用できる鉄道を目指し,ホーム上の安全対策として,2019年度までに東横線・田園都市線・大井町線全64駅のホームドア整備を目指している.大井町線では,2017(平成29)年度中に荏原町・九品仏でホームドアの運用を開始するほか,荏原町1号踏切や緑が丘3号踏切には,踏切障害物検知装置を3D式に更新をするなど,路線全体の安全対策の強化を進めていく計画.

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