JR西日本は,おおさか東線長瀬—新加美間に設置される新駅の駅名を「衣摺加美北(きずりかみきた)」とすると発表した.
衣摺加美北は,長瀬駅から約1.3km,新加美駅から約1.4kmの距離に設けられる.東大阪市と大阪市平野区の市境に位置しており,両市の住民に幅広く利用されるよう,駅が所在する「衣摺(きずり)」(東大阪市)と,「加美北(かみきた)」(大阪市平野区)の地名をあわせた駅名とした.
駅舎は,「モノづくりが紡ぐ歴史とまち」をコンセプトとし,地元住民に親しんでもらえるように,モノづくりが盛んな地域の特性を取り入れたデザインとした.また,古代の染め型を使った染色技法を現代の材料で表現し,駅入口の壁面に設けた金属パネルは布を,ルーバーは染め型をイメージしている.また,昼光利用の観点から,積極的に自然光を取り入れ,駅を明るく開放的な空間とする.プラットホームは8両編成対応の相対式2面で,高架駅舎となる.駅設備として,エレベータ2基(各ホーム1基),エスカレータ4基(各ホーム上り1基・下り1基)も設置される.
なお,衣摺加美北駅の開業は2018(平成30)年春の予定で,駅開業にともない,東大阪市が駅前交通広場の整備が進めるほか,駅南側には自転車駐車場が設置される予定.
写真はいずれもJR西日本のニュースリリースから