2017(平成29)年7月5日(水),JR貨物のDD200-901が新鶴見機関区にて公開された.
今回公開されたDD200形は,非電化区間の貨物列車けん引と,貨物駅構内の入換作業の双方に使用しているDE10形・DE11形液体式ディーゼル機関車を置き換えるために開発された電気式ディーゼル機関車.
本線運転および入換作業の双方に配慮し,運転台はキャブ内に横向きで2ヵ所設けられている.水冷4サイクルV形12気筒機関を1基搭載.1端側がFDT103形台車,2端側がFDT103A形台車で,出力160kWの電動機がそれぞれに2基装備されている.なお,動輪周出力は600kWと,DE10形と同等の性能となっている.
今回製作された試作車DD200-901は,新鶴見機関区に配置され,平成29年度は東京貨物ターミナルで入換試験,関東近郊で本線試験を行ない,量産に向けたデータの収集が行なわれる予定となっている.
写真:新鶴見機関区で公開されたDD200-901(取材協力:JR貨物)