阪神電気鉄道は,普通列車用の5500系について,リニューアルを実施し,2017(平成29)年5月2日(火)から営業運転を開始すると発表した.
今回のリニューアルでは,車いす・ベビーカースペースの増設(現在の1編成2両に設置から1編成全4両に設置)などのバリアフリー設備の拡充に加え,5700系で好評の「扉個別開閉機能」などのサービス設備が新たに設けられる.外観は普通列車用車両の伝統であるブルー系のツートンカラーを踏襲しつつも,塗り分け位置や扉部分の配色を刷新する.また,今回,新設される「液晶ディスプレイ式車内案内表示器」では,5700系でも提供している停車駅などの情報のほか,今後は遅延発生などの列車運行情報の提供も開始していく.
5500系リニューアル車は,平成29年度に2編成8両が導入され,その後,順次リニューアルが行なわれる予定.
写真:阪神5500系リニューアル車のイメージ(阪神電気鉄道のニュースリリースから)