横浜市交通局は，横浜市営地下鉄ブルーラインに3000形5次車となる「3000V形」を導入すると発表した．
　ヘッドライト形状を一新してアクセントを付け，車体形状は従来車と同様ながら，精悍な顔つきとする．側面は，ラインカラーであるブルーを基調とし，ヨコハマを象徴する海を連想させるデザインとする．ドア横のグラデーションは，ヨットの帆をモチーフとしたもの．車体横方向に走るラインを水平線に見立て，水平線上に浮かぶヨットを表現している．その上空にはカモメを配置して立体感と躍動感を持たせた．駅ではホーム柵上をヨットが走るイメージで，スピード感と横浜らしさのあるデザインとなっている．
　室内は，ブルーを基調とした清涼感のある色調とし，天井や壁の色も白さを増し，さわやかな印象とする．また，透明袖仕切，大形窓の妻引戸で開放感を持たせている．なお，この扉には，ヨコハマの名所をモチーフとした絵柄を付けて，車両ごとに観光都市ヨコハマをアピールする．
　3000V形は，6連1編成が，2017（平成29）年春から営業運転を開始する予定．