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JR東日本,クルーズトレインを新造

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JR東日本,クルーズトレインを新造

クルーズトレインの外観イメージ

JR東日本,クルーズトレインを新造

クルーズトレインの車内イメージ

JR東日本は,豪華列車による「日本を楽しむあなただけの上質な体験」の提案を目的として,クルーズトレインを新造すると発表した.
 新造するクルーズトレインは,JR東日本のフラッグシップ列車としてふさわしい優れた乗り心地や高い静粛性をさらに磨きあげるとともに,新しい時代に求められる機能や要件を積み上げていくことを念頭に新しく開発する予定.
 車両のデザインはKEN OKUYAMA DESIGN代表の奥山清行氏のプロデュースによるもの.デザインコンセプトは 「時間と空間の移り変わりを楽しむ列車」で,一目でJR東日本のフラッグシップと分かる個性と,新しい時代の豪華さに満ちたスタイルとし,旅先の各地の食を楽しみ,うつろい行く時間のなかで歓談するかけがえのない体験や,移動するダイナミズム,自然の雄大さなど,この列車ならではの贅沢を「上質な空間」として表現する.
 列車編成は10両の専用編成とし,パブリックスペースとしては,ダイニングやラウンジを用意する予定.またプライベートスペースとしては,1両当たり2〜3室の客室とし,2クラスのスイートルームを提供する.電化・非電化区間を問わず走行が可能で,安定した走行性能と高い冗長性を両立する新開発の動力方式「EDC方式」を採用する予定.EDC方式は,電化区間では,架線から供給される電力によって走行し,非電化区間では,車両に装備した大出力のエンジン発電機を稼働させ,発電機からの自給電力によって自力走行する.いずれの区間も,一般的な電車のようにモータを駆動して走 行し,安定した走行性能と高い冗長性の両立が可能となる.「EDC方式」の採用は日本国内では初めてとなる.
 また,優れた乗り心地や高い静粛性を実現するために,JR東日本がこれまでの優等列車向けに開発し採用してきたフルアクティブ動揺防止制御などをさらに磨きあげたものを採用する予定.
 クルーズトレインは2016(平成28)年春以降の運行開始を目指し,当面は,東日本エリアを中心に,「季節やテーマに合わせて日本列島を巡り,これまでにない感動を味わう旅行プラン」を今後検討する.旅行プランや日数,発着地,料金,運行日程などについては,決定次第発表される.

※写真は,時間と空間の移り変わりを楽しむ列車をコラージュイメージしたもので,実際の車両とは異なる.JR東日本プレスリリースから

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