「鉄道の日」実行委員会の日本鉄道賞表彰選考委員会による「日本鉄道賞」の選考の結果，原鉄道模型博物館が「鉄人」特別賞を受賞しました．
　世界的に著名な鉄道模型製作者・収集家である原信太郎氏の約80年にわたる膨大なコレクションは，
（1）国内外の鉄道の技術・文化・歴史を物語る重要な役目を果たしているということ
（2）実際の鉄道走行機能を再現した精巧なジオラマ製作をはじめ，原氏の鉄道にかける情熱と生き様は感動的であること
（3）展示に工夫を凝らしてそれを具現化した当博物館は，まさに「鉄人」による知的創造の情報発信地といえること
（4）2012（平成24）年7月に日本鉄道発祥の地・横浜に開館後，わずか55日で来館者数10万人を達成し，鉄道愛好者や鉄道模型ファンの枠を超えて，一般にも鉄道の素晴らしさや楽しさを広く伝え，鉄道愛に共感を呼んでいる
という理由で，「鉄人」特別賞に選定されました．
　受賞の表彰式は，10月15日（月）の第19回「鉄道の日」記念祝賀会において行なわれる予定です．
　なお，同博物館多目的ルームでは，10月17日（水）～12月17日（月）の間，鉄道開業140周年を記念して，特別企画展「原信太郎所蔵 大正～昭和20年代の鐵道切符展」が開催されます．同展では，大正時代から明治初期の切符や，昭和21年の引揚乗車票など，めずらしい切符が展示されます．

写真：原鉄道模型博物館（池口英司撮影）