JR東日本は,常磐線の特急列車にE657系を導入すると発表した.10連16本が新造され,2012(平成24)年春に一部が営業運転を開始する.E657系は上野—いわき間で運行される計画で,2012(平成24)年秋には上野駅を発着する特急列車はE657系に統一される.また,いわき—仙台間はE653系で新愛称にて運転される.
E657系は, 走行中の振動を低減するフルアクティブサスペンションを先頭車とグリーン車に搭載するとともに,車体間ダンパを全車に装備し,乗り心地を向上させる.車内は,静粛性を向上させるほか,各座席にパソコンを置けるテーブルとコンセントを設置,WiMAXを用いたブロードバンド環境を構築し,車内でもインターネットが利用できるようになるなど,ビジネスユースへの対応が強化される.
画像:E657系のイメージパース(JR東日本提供)