この連載では,全国の地方私鉄を訪ね歩いてきた寺田裕一氏が,30年前の記憶を頼りに,印象に残った車両はもちろん,駅舎をはじめとした施設など,当時の「残照」を探ります.

42 番外編(その2)

地方私鉄に造詣の深い寺田裕一さんが,初訪問時の記憶を頼りに,現代のローカル私鉄を訪ねるシリーズの41回目.今月号と次回は「番外編」と題して,動態保存車と出会える廃線私鉄を紹介します.残念ながら廃止された鉄道会社でも,車両は解体されず,保存されている場合があります.その中には動態保存を行なっているケースもあり,営業当時さながらのシーンを今日もなお見ることができます.廃止されたローカル私鉄の中から,車両の動態保存が行なわれている六つのケースを2回に分けて取り上げます.今回は尾小屋鉄道,加悦鉄道,同和鉱業片上鉄道の廃止後を見てみましょう.

2017年10月号
発売日:2017年8月21日
定価(本体1046円+税)

41 番外編(その1)

地方私鉄に造詣の深い寺田裕一さんが,初訪問時の記憶を頼りに,現代のローカル私鉄を訪ねるシリーズの41回目.今月号と次回は「番外編」と題して,動態保存車と出会える廃線私鉄を紹介します.残念ながら廃止された鉄道会社でも,車両は解体されず,保存されている場合があります.その中には動態保存を行なっているケースもあり,営業当時さながらのシーンを今日もなお見ることができます.廃止されたローカル私鉄の中から,車両の動態保存が行なわれている六つのケースを2回に分けてとり上げます.今回は尾小屋鉄道,加悦鉄道,同和鉱業片上鉄道の廃止後を見てみましょう.

2017年9月号
発売日:2017年7月21日
特別定価(本体1139円+税)

40 廃線時と同じ社名の交通事業者(下)

役目を終えて鉄道事業から離れつつ,社名が変わっていない事業者を取り上げる2回目.今回は新潟の蒲原鉄道,和歌山の有田鉄道,そして青森の十和田観光電鉄についてで,鉄道営業時と廃止後の姿を寺田裕一さんがまとめてくださいました.前回に続き,現役時代に現地を訪れている筆者がそのときのようすと現在を詳しく語ります

2017年7月号
2017年5月20日発売
特別定価(本体1139円+税)

39 廃線時と同じ社名の交通事業者(上)

日本の鉄道史の中で,その役目を終えて鉄道事業から離れた会社はたくさんありますが,そのうち,社名が変わっていない事業者について取り上げます.今回は九州の鹿児島交通,岡山の下津井電鉄,そして新潟の新潟交通を概観いたしましょう.鉄道営業時と廃止後の姿を,寺田裕一さんが詳述します.

2017年6月号
2017年4月21日発売
定価(本体1046円+税)

38 岩手開発鉄道

日本各地のローカル私鉄を訪ね歩いている寺田裕一さんが,「現在」の情景から,初訪問時の面影を探し求めるシリーズの38回目.今回は岩手開発鉄道を訪ねます.「訪れにくさ」ではトップクラスの鉄道で,馴染みの薄い存在ですが,かつては旅客営業が行なわれ,興味深い車両が在籍していました.現在は貨物輸送専業となっており,もちろん旅客車は存在しませんが,そんな現在の岩手開発鉄道で,旅客営業が行なわれていた当時の残照を筆者は見つけ出すことができたのでしょうか.

2017年4月号
2017年2月21日発売
定価(本体1046円+税)

37 えちぜん鉄道(下)

日本各地のローカル私鉄を訪ね歩いてきた寺田裕一さんが,「現在」の情景から,初めた訪問した時の面影を探し求めるシリーズ.今回はその37回目.前月号に引き続き,えちぜん鉄道を訪ねます.期間限定ながら北陸新幹線の駅施設を借用する福井駅,福井鉄道との相互直通運転開始とこれにともなう低床車両の導入など,近年の変ぼうぶりが著しいですが,京福電気鉄道福井支社と呼ばれていた初訪問時の残照を,寺田さんは見つけ出すことができたのでしょうか.

2017年3月号
2017年1月21日発売
定価(本体1048円+税)

36 えちぜん鉄道(上)

日本全国のローカル私鉄を訪ね歩いている寺田裕一さんが,初訪問した時の記憶をもとに,その現在を訪ね歩くシリーズの36回目.今回は2回に分けてえちぜん鉄道を紹介します.かつては京福電気鉄道福井支社として経営されていた同社ですが,現在は第三セクターのえちぜん鉄道に経営が引き継がれ,北陸新幹線の延伸に向けた福井駅付近の高架化,平成28年3月からはお隣,福井鉄道との相互直通運転がスタートするなど変貌を遂げました.しかし,筆者が初めて訪問した当時はまた,旧南海車や小形車が健在だったようです.今月号ではこのころの車両を中心に紹介します.

2017年2月号
2016年12月21日発売
特別定価(本体1139円+税)

35 ひたちなか海浜鉄道

日本各地のローカル私鉄を訪ね歩き続けている寺田裕一さんが,初訪問時の記憶をもとに,「今」を訪ねるシリーズの35回目.今回はひたちなか海浜鉄道を訪ねます.かつての茨城交通湊線で,北海道の炭礦鉄道から譲り受けた気動車の活躍で有名だった同線ですが,今は第三セクターのひたちなか海浜鉄道が経営を引き継いでいます.近年は車両も入れ替わり,かつの面影をたどるのが難しい状況ですが,車両以外の面で,当時の面影を見つけ出すことができたようです.

2017年1月号
2016年11月21日発売
特別定価(本体1139円+税)

34 静岡鉄道静岡清水線

地方私鉄に造詣の深い寺田裕一さんが,30年前,初訪問時の記憶を頼りに,現代のローカル私鉄を訪ねるシリーズの34回目.今月号では静岡鉄道の静岡清水線を取り上げます.運行形態や運転本数など大手私鉄と比べて遜色のなかったこともあり,「のんびりムードのローカル線」が好きだった筆者も,訪問が遅れてしまった静岡清水線.それでも初訪問時にはまだ1000系の非冷房車が走っていたようです.そんな静岡清水線の残照を探す今回の訪問で,筆者は何を見つけることができたのでしょうか.

2016年11月号
2016年9月21日発売
定価(本体1048円+税)

33 水島臨海鉄道

ローカル私鉄を訪ね歩き続ける寺田裕一さんが,初訪問時の記憶をたよりに「今」を訪ねるシリーズの33回目.今回は水島臨海鉄道を訪ねます.貨物列車と旅客列車の定期列車が走る,いまや唯一の非電化私鉄となった同線も,筆者が初めて訪問した時は貨物列車が主力で,旅客列車は「おまけ」程度の存在でした.あれから40年もの月日が経過,筆者は果たして当時の面影を見つけ出すことができたのでしょうか.

2016年10月号
2016年8月20日発売
定価(本体1046円+税)

32 高松琴平電気鉄道(下)

2016年の5月号,そして7月号に引き続き高松琴平電気鉄道をご案内します.今回はいよいよ,現在の車両陣容の紹介と,かつての記憶を頼りに残照を求めた訪問記をお届けします.車両は,「走る電車の博物館」と言われたのも今は昔,動態保存車を除くと旧形車両は一掃されてしまいました.しかし,車種は依然として多く,まだまだ魅力いっぱいだったようです.生まれ変わった「ことでん」で,筆者の寺田裕一さんは果たして30年前の残照を見つけ出せたのでしょうか.

2016年9月号
2016年7月21日発売
特別定価(本体1139円+税)

31 高松琴平電気鉄道(中)

連載31回目の今回は,前回(2016年5月号)に引き続き高松琴平電気鉄道を紹介します.今回はおもに,昭和61年4月1日に在籍していた車両を,筆者の寺田裕一さんが撮影した写真とともに紹介,今からちょうど30年前の「コトデン」を振り返ります.当時はまだ個性豊かなたくさんの車両が行き来していたことに驚くことでしょう.ちなみに次回は,久しぶりに訪ねた高松琴平電気鉄道の現在を紹介,初めて訪問した時の記憶をたよりに残照を追い求める予定です.

2016年7月号
2016年5月21日発売
特別定価(本体1139円+税)

30 高松琴平電気鉄道(上)

2016年5月号からは3回続けて,高松琴平電気鉄道を紹介します.「動く車両博物館」と言われ続けてきた同社ですが,最近は車両の形式統一が進んでいます.では,筆者が初めて訪問した当時の「コトデン」はどのような車両が行き来していたのでしょうか? 今回と次回は,さまざまな形式の車両が行き来していた30〜40年前の,琴平,志度,長尾の各線の様子を振り返ります.

2016年5月号
2016年3月19日発売
定価(本体1046円+税)

29 水間鉄道

今回は大阪府に路線を展開している水間鉄道です.高頻度運転を行なう同線は筆者にとって「ローカル私鉄」の範疇には入らず,初訪問もかなり遅めだったとのこと.当時,南海電気鉄道の支線としか思えなかった水間鉄道はこの間,どのように変化してきたのでしょうか.そして,30年前の面影を見つけ出すことは,果たしてできたのでしょうか.

2016年4月号
2016年2月20日発売
定価(本体1046円+税)

28 北陸鉄道 浅野川線

28回目は,北陸鉄道の浅野川線を訪ねます.北鉄金沢駅は地下化され,車両ももと京王3000系の8800系で統一,今や「もっとも近代化されたローカル私鉄」となった浅野川線ですが,果たして39年前の初訪問時を思いおこさせる情景は残っていたのでしょうか.

2016年3月号
2016年1月21日発売
定価(本体1046円+税)

27 福島交通 飯坂線

27回目では,福島交通飯坂線を35年前ぶりに訪れます.当時から高頻度運転を行なっていた飯坂線ですが,その当時はなんと,貨物列車も行き来していました.車両も自社発注の連節車あり,東京急行電鉄からの譲渡車ありと,まだまだバラエティ豊かな陣容でした.そんな記憶を呼び起こしつつ訪ねた今回,当時を忍ぶことができる「残照」は発見できたのでしょうか.

2016年2月号
2015年12月21日発売
特別定価(本体1139円+税)

26 豊橋鉄道 渥美線

今回は愛知県の豊橋鉄道渥美線です.かつては1形式1両の電車も多い典型的なローカル私鉄だった同鉄道ですが,積極的な近代化が進められ,今ではもと東急7200系の1800系3両編成×9本に統一されています.過去に貨物輸送もあった豊橋鉄道渥美線の歴史と現在を,寺田さんが30年前の記憶を辿りつつまとめてくれています.

2016年1月号
2015年11月21日発売
特別定価(本体1139円+税)

25 長野電鉄 長野線

25回目は,JR東日本や小田急電鉄で活躍した特急車を譲り受けて運用していることでも有名になった,長野電鉄長野線を取り上げます.前身の河東鉄道時代に,豊かな水利を利用して早くから電気運転を行なってきた同線は,昭和30年代から特急列車を運行しているほか,国鉄からの乗り入れ列車も多く設定されるなど,観光色も強い路線.最近では,東急電鉄から譲り受けた8500系も活躍を開始している長野電鉄の歴史と現在を,寺田さんが30年前の記憶をたどりつつまとめてくれています.

2015年12月号
2015年10月21日発売
特別定価(本体1139円+税)

24 三岐鉄道 三岐線

今回の訪問地は,数多くの電気機関車を所有している三岐鉄道のうち,近鉄北勢線を引き継いだ路線ではなく,本家とも言うべき三岐線の方を取り上げています.最初の訪問から38年という歳月が経過,旅客車両は一新されていましたが,筆者に強烈な印象を与えた貨物列車が行き交う光景は果たして,また見ることができたのでしょうか.

2015年11月号
2015年9月19日発売
定価(本体1046円+税)

23 岳南電車

今回は岳南電車を取り上げます.初めての訪問時,昭和56年5月はまだ「岳南鉄道」だった同社は,貨物輸送が有名なだけではなく,日車標準車体を備えた好ましいスタイルの車両のほか,もと小田急電鉄の車両を主力とする旅客輸送も魅力で溢れていました.東急5000系の譲受シーンに偶然出会うなど,記憶に残る訪問だったようです.あれから34年が経過,「岳南電車」となった同線で残照を見つけることはできたのでしょうか.

2015年9月号
2015年7月21日発売
特別定価(本体1139円+税)

22 上毛電気鉄道

今回は,北関東に路線を持つ上毛電気鉄道を採り上げます.同じ群馬県下の上信電鉄と比べて,筆者には地味な存在に映っていたとのことですが,初めての訪問ですっかり「お気に入り」となったそうです.その理由の一つに,古豪デハ100形の存在がありました.今回の訪問では車両だけでなく,主要駅を含む風景も一変,はたしてデハ100形とは出会えたのでしょうか.

2015年8月号
2015年6月20日発売
定価(本体1046円+税)

21 弘南鉄道 大鰐線

今回は,一時期,廃止報道も出た,青森県に路線を持つ弘南鉄道大鰐線を訪ねます.2014年12月号で紹介した弘南線(連載17回目)と比較すると,施設だけでなく,車両面でも見劣りしている感が否めない大鰐線ですが,それには理由があったようです.弘南線と同様,車両博物館の様相を呈していた初訪問時を振り返りつつ,30年前の残照を探し求めます.

2015年5月号
2015年3月21日発売
定価(本体1046円+税)

20 大井川鐵道 大井川本線

20回目の今回は,「きかんしゃトーマス」の運行で注目を集める大井川鐵道の大井川本線です.しかし,「普段着の姿」にこだわる筆者ですので,あくまでも対象はSL列車以外の車両や,当時の姿をとどめている駅舎,ということになります.果たして,今回は30年前の残照を探し出すことができたのでしょうか.

2015年4月号
2015年2月21日発売
定価(本体1046円+税)

19 上田電鉄

19回目は,長野県下に路線を持つ上田電鉄を取り上げました.もと東急電鉄の車両で置換えが繰り返され,「丸窓電車」も現役を退きましたが,駅などの施設には30年前の面影が色濃く残っていたようです.さらに,施設面ではこれ以外にも,思わぬ発見がありました.果たしてそれは?

2015年3月号
2015年1月21日発売
定価(本体1046円+税)

18 紀州鉄道

18回目の今回は,和歌山県に3kmにも満たない路線を持つ紀州鉄道を訪ねます.かつては「日本一のミニ鉄道」として有名でしたが,筆者が初めて訪れた時は,今よりもほんのわずかですが路線が長かったのです.では車両や駅は今と比べてどうだったのでしょうか.今回は40年以上も前の,貴重な写真が満載です.お楽しみに.

2015年1月号
2014年11月21日発売
特別定価(本体1139円+税)

17 弘南鉄道 弘南線

17回目は,青森県に二つの路線を擁する弘南鉄道のうち,弘前と黒石の間を結ぶ弘南線を取り上げます.車両はもちろん,駅などの施設も一新された感があったのですが,30年前に訪問した時にも出会っている数少ない車両が,偶然にも目の前に姿を現しました.さて,その車両とは.

2014年12月号
2014年10月21日発売
特別定価(本体1139円+税)

16 叡山電鉄

今回は京都郊外を走る叡山電鉄を訪ねます.デオ900形「きらら」の導入で観光客にも人気ですが,鉄道ファンにはかつて在籍していたデナ21形が知られています.旅客用の車両はすべて入れ替わりましたが,当時の残照は見つかったのでしょうか?

2014年9月号
2014年7月19日発売
特別定価(本体1139円+税)

15 アルピコ交通 松本電気鉄道

今回は北アルプスの山々をバックに,カラフルな電車が行き来するアルピコ交通を訪ねます.バス会社なども経営するグループ会社ですが,かつては松本電気鉄道の名で知られ,現在も鉄道線については懐かしいこの名が併記されることも多いそうです.そんなアルピコ交通ですが,30年前の残照は見つかったのでしょうか?

2014年8月号
2014年6月21日発売
定価(本体1046円+税)

14 小湊鉄道

今回は,テレビCMなどで目にする機会も多い関東のローカル私鉄,小湊鉄道を訪問します.車両ファン注目のキハ200形が活躍する同線に30年前の姿を重ねてみた筆者ですが,今まで訪れたローカル線とはちょっと様子が違ったようです.

2014年7月号
2014年5月21日発売
特別定価(本体1139円+税)

13 伊予鉄道

今回は,伊予鉄道を訪れます.「市内線」と「郊外線」が平面上,線路と線路が垂直に交差するという興味深い光景が展開する大手町駅が知られています.「郊外線」には,もと京王3000系10編成が導入され,車両は入れ替わりましたが,同時の残照は見つかったのでしょうか?

2014年5月号
2014年3月20日発売
特別定価(本体1143円+税)

12 上信電鉄

今回は,シーメンス社製の電気機関車や,オリジナルの高性能電車が数多く活躍する上信電鉄です.うれしいことに,新車導入を機に訪れた筆者をデキけん引の記念列車が迎えてくれたのですが,果たして個性豊かな自社発注電車には出会えたのでしょうか?

2014年4月号
2014年2月21日発売
定価(本体1048円+税)

11 近江鉄道

11回目の今回は,滋賀県東部に路線を持つ近江鉄道を訪ねます.開業から現在まで社名変更の歴史を経ていない同社は,在籍車両については機関車・電車・気動車などいつの時代も多種多様であり,謎解きのような車歴解明に夢中となった方も多いことでしょう.さて,久しぶりにこの地を訪ねた筆者を迎えたのは,果たしてどのような車両だったのでしょうか?

2014年1月号
2013年11月21日発売
特別定価(本体1143円+税)

10 一畑電車

今回は,山陰地方唯一のローカル私鉄となって久しい「一畑電車」の訪問です.筆者が最初に訪ねた昭和55(1980)年当時の姿を思い出しつつ,30年後の今日をレポートするものです.
 かつては自社オリジナルの電車の活躍で,私鉄ファンの熱い視線を浴びたものですが,今はもとの京王5000系,南海21000系を主力車両として,この電鉄の厳しい状況下を走り続けています.宍道湖畔の美しい風景のなかをのんびりと走る電車たちですが,人口過疎化の現実のもとでの徹底した合理化と,生延び策への懸命な取組みに胸が打たれる一編です.

2013年12月号
2013年10月21日発売
特別定価(本体1143円+税)

9 秩父鉄道

今回は秩父鉄道です.ローカル私鉄と言うにはあまりにも大規模な同線は,多彩な電車だけでも十分に魅力的ですが,今や貴重な存在の貨物列車も注目したいところです.各地で衰退傾向にある貨物輸送ですが,ここ秩父鉄道も例外ではないようです.過渡期にある在籍車両の陣容も含めて,筆者が現状を報告します.

2013年11月号
2013年9月21日発売
定価(本体1048円+税)

8 島原鉄道

かつては70kmを超える長大路線を誇り,多数の国鉄乗入れ列車を運転するなど,まさに「ローカル私鉄の雄」とも言える存在だった島原鉄道を採り上げます.相次ぐ自然災害の影響などで路線は半分ほどに縮小,かつての高性能気動車群もすべて姿を消した現代の島原鉄道ですが,施設面ではかつての面影を見い出すことができたようです.

2013年10月号
2013年8月21日発売
定価(本体1048円+税)

7 銚子電気鉄道

7回目は関東地方の最東端にあるミニ私鉄,銚子電気鉄道です.たい焼きにぬれ煎餅と,鉄道以外の話題が先行している同社ですが,車両は30年前も今,変わらず魅力的です.

2013年9月号
2013年7月20日発売
特別定価(本体1143円+税)

6 富山地方鉄道

6回目は,ローカル私鉄の中では比較的規模の大きい富山地方鉄道を訪問しています.車両の体質改善に熱心な同社ですが,30年前の面影を見つけることはできたのでしょうか?

2013年7月号
2013年5月21日発売
特別定価(本体1143円+税)

5 熊本電気鉄道

5回目は,もと東京急行電鉄5000系の唯一の活躍線区となった熊本電気鉄道です.路線縮小前に訪れた当時の面影は,果たして残っていたのでしょうか.

2013年6月号
2013年4月20日発売
定価(本体1048円+税)

4 北陸鉄道 石川線

4回目は,北陸鉄道の石川線です.かつては「北陸本線の各駅ごとに接続している」ほどの路線網を張り巡らせていた北陸鉄道も,今や浅野川線とこの石川線の2路線のみとなってしまいました.果たして,石川線には30年前の面影は残っていたのでしょうか.

2013年5月号
2013年3月21日発売
定価(本体1048円+税)

3 津軽鉄道

3回目は,筆者お気に入りの鉄道の一つ,津軽鉄道です.ストーブ列車はもちろん,貨物列車や混合列車が行き交っていた30年前は,どのような光景だったのでしょうか.

2013年3月号
2013年1月21日発売
定価(本体1048円+税)

2 富士急行

第2回は富士急行です.車両の置換え途上にある同線ですが,30年前に対面した車両との再会は叶ったのでしょうか.

2013年2月号
2012年12月21日発売
特別定価(本体1143円+税)

1 福井鉄道

全国の地方私鉄を訪ね歩いてきた寺田裕一氏が,30年前の記憶を頼りに,印象に残った車両はもちろん,駅舎をはじめとした施設など,当時の「残照」を探ります.第1回は福井鉄道です.大都市の市内が併用軌道で,郊外部が地方鉄道という線形は,古くは首都圏や近畿圏でも見られたものですが,今は少なくなってしまいました.

2012年12月号
2012年10月20日発売
特別定価(本体1143円+税)